道化師の仮面 No.2 (ページ21)

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cinquantｰsix ページ21

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高地side

「…ま、そんなこんながあって、要は里帰りってこと。」

あぁ、久しぶりに長く話した

あの日の慎太郎との出会いは衝撃だったからなぁ

矢「そっか、しんたろーくんにもそんなことがあったんですね」

今「しんたろーくん助けた人って誰なんですか？？」

それは…

北「…なんか、この世界で右に出る人はいないってくらいすごい人らしい、よ。」

嶺「…！？！？北斗くん！それマジっすか！？
俺聞いたことあるよ！」

今「あ、俺も聞いたことある

エガオ

っていう人ですよね。」

「…。」

ｰカラン

みんなが話に盛りあがっているところに鳴った

来店を知らせる音

(なんていいタイミングだ笑)

お客様の来店に声のボリュームを落とせる、周りを見ているこいつら

でも、まだお店は昼休憩中だ

その事情を話そうとしたら

阿「…あれ？お取り込み中？」

来店してたのは阿部ちゃんだった

(…なんてタイミングのいい…(苦笑))

いっそこのタイミングを見計らってきたのではないかと、

そう思ってしまうくらい涼しい顔をしてる彼

苦笑いをしてしまうのは仕方の無いことだ

京「阿部ちゃん。珍しいじゃん。」

阿「よ。約束の珈琲飲みに来たよ。」

そうだ、今日は珈琲を入れる約束をしていたんだ

この、阿部亮平へ

北「はあ！？常連と約束してるって阿部ちゃんだったの！？こーち！！」

「…いや、だって常連さんじゃん。」

阿部ちゃんとは言ってなかった。確かに。

でも俺、常連とは言ったもん

北「そうだけれどさぁ！！」

阿部ちゃんはなんか違う！！！

って隣で言ってくるこいつはさておき、、

阿「…珍しい顔ぶれだね(笑」

阿部ちゃんに席を促そうと思ったら

嶺亜達が座っているカウンターへ足を運んでいた

嶺「呉服屋の店主さんとこーちさんって、お知り合いだったんですね。」

阿「何を白々しい(笑」

2人とも笑顔は笑顔なんだけどなぁ…笑

今「。。。ねぇやばなー。」

矢「なんですか。」

今「何この空気。」

矢「そうっすねー、なんすかねー。わかることはものすごく居心地が悪いってことっすね。」

この空気が初めてな2人は困惑してるし