道化師の仮面 No.2 (ページ22)

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cinquantｰsept ページ22

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京本side

コーチの取り合いを始めた2人冷ややかな目を向けつつ、

発端である張本人にもジト目を向ける

(…全然気づかねーし。)

お気づきだろうか？

慎太郎の回想が始まる前からないがしろにされている俺の存在を

高「…はぁ、今野、矢花。気にしないで。」

こーち、俺のこと気にしてくれない？

高「あの3人のことはほうっといて大丈夫だから」

そうそう。あいつらはほっといていいからさ

…ん？3人？

矢「…なんか北斗くんも参戦してません？「」

今「三つ巴みたい」

おー、おー。まさかのホクトマツムラが参戦してますか

…まぁ、するよな(笑

高「…うん、まぁ、食後のデザートでも用意しようか。」

矢「わー！嬉しいっす！」

んで、俺はいつまで空気なわけ？

もう俺からいっちゃうよ。
飲んでたコーヒーも底つきそうだし

俺もデザート欲しいし

「どーでもいいんだけど、そろそろ俺にも構ってくれない？」

高「大我。」

「あと俺にもデザート。」

高「坊ちゃんかよ(笑。ちゃんと用意してあるよ。」

さすがコーチ。わかってんじゃん。

渡されたカスタードプリンをつついてプルプルさせてみる

(おお。揺れる。)

カラメルソースはお好みで、っていうこのスタイル

俺好きなんだよね〜

「…、にしても懐かしいな。慎太郎が来てからもうそんなに経つのか」

高「ね。ほんと懐かしいよ。」