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「えっ、どっ、どうしてそう思うの？まだ凶器は見つかってないって……」
慌てて駆け寄ってくるコナンを見て、Aは笑みを浮かべると人差し指を自身の顔の近くに立てた。
「冷凍施設、見つからない凶器……この単語を見れば、一応の見当はついてしまいます」
「……凶器は普通にナイフってことも有り得ない話ではないよね」
「ええ、それも考えられますね。ではそれをルート別にして考えるとしましょう。まず……」
Aの話を要約すれば、こうだ。
Aの考えた、凶器は氷だった場合がルートA。コナンの考えた、凶器は普通の刃物……つまりナイフだった場合がルートB。
「ルートAの場合、氷を刃物と似た役割を果たさせるならば、氷を削り、尖らせなくてはなりません。それを実行するにはある程度の時間を要します。
これをやっている時間がある可能性の容疑者を絞り混めば、犯人はだいたい分かってくるものです」
そこは、実際に現場に行って容疑者に会う、という作業をしなくてはなりませんけどね。
とAはおちゃらけたように言う。
「でも冷凍施設だから場所は工場でしょ？慣れてる人なら大勢いる場所だから、削るのにもそこまで時間を使わない……絞り混むのって結構難しいんじゃないかな」
顎に手を当て考え込んでいるコナンの疑問に対し、彼女は「いいえ、工場であるからこそ絞り混みやすくなるんです」と断言。
「工場は時間割がある場所がほとんどです。個人の休憩時間などを調べれば、犯人特定は難しくないはずです。
あぁ、ちなみに凶器の処理は氷の性質を利用したんでしょう。
氷は暖かい場所ではすぐに溶けますから、外に出して見つかる可能性はほぼゼロに近いです」
そう言った後、何かを思い出したかのように目を見開く。そしてコナンに顔をぐっと近づけた。
「間違えました。ゼロではありません、不可能です！」
「わ、分かったから……」
両手をぐっと握り、おまけに顔もぐっと近づけてくる興奮気味の彼女の肩に手を置き、コナンは一旦落ち着こう、と彼女を宥める。
そうすると
「話が逸れましたね、路線を戻しましょう」
と言って一つ咳払いをした。
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ゆあ(プロフ) - 雪夜さん» 面白いと言っていただけて嬉しいです！ 夢主の正体は明かされるまで時間がかかりそうです……(ただ単に私の執筆スピードが遅いだけの話である) (2016年8月24日 21時) (
レス) id: 8301c7292f (このIDを非表示/違反報告)
雪夜(プロフ) - 小説読ませて頂きました。 不思議ちゃんタイプかつミステリアス系女性…いいですね！最近コナンにハマってるのでこういう面白い感じの読みたかったんですよね！お喋り会の会話も面白いwww (2016年8月23日 20時) (レス) id: 9f458a58ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 南湖さん» コメントありがとうございます！ そうなんです、FBIの方いらっしゃいますよ。私の方も早く登場させたいと思っているところでございます(笑)。 (2016年8月11日 23時) (レス) id: 8301c7292f (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - ご存知ではありませんでした。夢主の知識量凄い……ところでそこにはＦＢＩもいるんだけれど？ (2016年8月11日 20時) (レス) id: 1cca674757 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - *.･赤井 揺芽･.*さん» コメントありがとうございます！三人称は初挑戦になるのに付け加え苦手でもあるのですが、まさかそれについてお褒めのコメントを頂けるとは……！まだまだ経験不足の未熟者ですが、暖かい目で見守っていただけると幸いです (2016年8月9日 0時) (レス) id: 8301c7292f (このIDを非表示/違反報告)
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