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「あっ、そういえば、鑑識さんが、リビングの中央に縦十センチ前後、横五センチ前後の金属らしき物があったと仰っていましたね……」
にっこり笑っていたかと思えば、何か思い出すように上へ視線を向けながらAがぼそり、言葉を零す。
「金属？ リビングだったらテレビとかあるし珍しいことじゃ……」
と、そこまで言いかけて一旦言葉を止めた。
「ペットボトルを使ってただの事故に見せかけるためには、燃えるタイミングが分からなければトリックは意味を成しません。しかし、何かを使ってタイミングを把握したとすれば？」
「犯人は完璧なアリバイを作ることが可能となる……！？ だとすれば＿＿」
「その通り」
パチン、と指を鳴らし、嬉しそうに頬を上げるが、それよりも嬉しそうに頬を上げていたのはコナンだった。
「鑑識さんが言っていた金属っていうのはスマートフォンだね。犯人は尾野さんの携帯から自分の携帯に電話をかけ、通話状態にしたままアリバイ工作を行った。だけど、それだけだと警察の目は欺けない上、事件性のあるものだと思われかねない。だから、アリバイ工作の前に順平さんに変装して “ 目撃者 ” を作ったんだ！」
彼の推理は止まることを知らないかのように奥へ奥へと進んでいく。
順を辿って真相へ辿り着く＿＿＿それはまるで、
「……宝探し、かな」
Aは笑顔で身振り手振りを付けながら話を続けるコナンを瞳に捉える。そのときの彼女は、酷く愛おしそうなものを見る瞳をしていた。
「変装は米花公園のトイレで着替えたと考えた方が自然。監視カメラのある場所で着替えれば、出入りが確実にカメラに捉えられてしまうからね。そしてその後、犯人はアリバイ証明をしてくれる監視カメラのある場所へ向かった……！ だから犯人はコンビニに行ったと言っていた、」
Aとコナンは目を合わせると確信したように頷く。
「茅野史郎さん、だね」
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ゆあ(プロフ) - 雪夜さん» 面白いと言っていただけて嬉しいです！ 夢主の正体は明かされるまで時間がかかりそうです……(ただ単に私の執筆スピードが遅いだけの話である) (2016年8月24日 21時) (
レス) id: 8301c7292f (このIDを非表示/違反報告)
雪夜(プロフ) - 小説読ませて頂きました。 不思議ちゃんタイプかつミステリアス系女性…いいですね！最近コナンにハマってるのでこういう面白い感じの読みたかったんですよね！お喋り会の会話も面白いwww (2016年8月23日 20時) (レス) id: 9f458a58ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 南湖さん» コメントありがとうございます！ そうなんです、FBIの方いらっしゃいますよ。私の方も早く登場させたいと思っているところでございます(笑)。 (2016年8月11日 23時) (レス) id: 8301c7292f (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - ご存知ではありませんでした。夢主の知識量凄い……ところでそこにはＦＢＩもいるんだけれど？ (2016年8月11日 20時) (レス) id: 1cca674757 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - *.･赤井 揺芽･.*さん» コメントありがとうございます！三人称は初挑戦になるのに付け加え苦手でもあるのですが、まさかそれについてお褒めのコメントを頂けるとは……！まだまだ経験不足の未熟者ですが、暖かい目で見守っていただけると幸いです (2016年8月9日 0時) (レス) id: 8301c7292f (このIDを非表示/違反報告)
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