貧乏少女は知っている。

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Aside
♪ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ♪

チャイムがなりSHRが終わると私は授業の用意をし席についていた。

「あ、あの…「ねえ。神崎さん。顔がよく見えないんだけど。眼鏡とマスクをとってくれないかしら？」

うわぁめんどくさそうなやつきた。

絶対クラスのボス的存在じゃん。

しかも可愛い可愛い立花さんの声さえぎったよね？

このくそが。

私は内心そんなことばかり思っていたけどいかにも弱そうな感じで

「い、嫌です。」

とだけいう。

私が否定するとそのボスはニヤリとわらって

「そぅ」

というと取り巻きらしい人達の方へ戻っていった。

絶対目つけられたやつじゃん。

めんど。

「あの…神崎さん？」

「はい？なんですか？」

一瞬急に話しかけられたから弱々しいキャラ忘れて普通に答えてしまった。

な、なんと！？立花さん！？

「えっとぉ…隣の立花彩です。挨拶はした方がいいかなぁって思って。あ、でも神崎さんが嫌だったらもう話しかけないから安心して！」

……え？

私はポカーンとしたあとプッと吹き出した。

「私神崎 A。よろしくね」

おもしろいな立花さん。

立花さんもあのボスに目つけられてるっぽいからおとなしいのかな？

それなら今度から話しかけてみよう。

そんなこと考えてフッと笑う神崎でした。

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