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盧笙side
出掛けるのに一歩外へ出れば夏の温度にやられる
それでも繋ぐ手は冷房のおかげでまだ冷たい
A「何処まで行くん?」
盧笙「昨日ピアス無い言うとったやろ?せやから、ショッピングモールの中にピアス屋さんあったから、そこ覗いてみよかと思ってな」
A「調べてくれてたん?」
盧笙「どこ行くって決めといたら、暑い中歩かさんでええからな」
A「ありがとう」
盧笙「どういたしまして」
ありがとうと共に少しキュッと握る力が込められる
その手に答えるように握れば嬉しそうに口角が上がる彼女
どこまでも可愛い
盧笙「さ、ついた」
A「やっぱりいつ見ても人多いなー」
盧笙「まぁ世間は揃って夏休みやから、遊びに出かけたりで集まりやすいんやろ」
A「ぱぱっと選んでお家帰ってピアス開けよう…」
盧笙「せやな(笑)ショッピングモールの4階にあるわ」
モールの中に入れば冷房でかいた汗が乾いていく
Aは汗をあんまりかかんのかサラッとしてる
若いってええなぁ((
そのまま目的地に直行すればギラギラとするピアスたち
A「おわー!すっご!いっぱいあるやん!」
盧笙「今の時代はすごいな」
店員「いらっしゃいませ〜何お探しです?」
A「あ、えっとへそピ用のバーベルを」
店員「バナナバーベルですね、こちらです〜」
店員に連れられ移動すればそこには
お腹用と書かれたゾーンに沢山のピアス
それを見て目をキラキラさせるA
A「わー!いっぱいあるし、どれも可愛い!」
盧笙「すごい種類あるんやなぁ」
A「下ダイヤになってるの可愛い…あ、こっちも可愛い…うーー悩む…((ムム」
盧笙「(眉間に皺寄っとる(笑))」
あれやこれやと手に取っては眉間に皺を寄せる彼女
確かにどれもデザインが今どきでオシャレや
すると俺の方をジッと見つめる赤目
盧笙「ん?」
A「……」
盧笙「A?」
A「…よし、オレンジと紫にする」
盧笙「???」
A「すみません、この2つでお願いします」
店員「ありがとうございま〜す!お、彼氏さんカラーっすね(笑)」
A「へへ、分かります?///」
店員「彼氏さん愛されてますね〜」
盧笙「!!」
照れるAの手にあるピアスをよく見れば
俺の髪色と同じ紫と、多分俺の瞳と同じ色のオレンジの
宝石が着いたピアスやった
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作者名:Yu-grena | 作成日時:2022年3月4日 4時