苦手度63% ページ35
仙石君と話し終わったあと…というか、一方的に終わらせてきた後
高峰君に声を掛けられた。
高「転校生さん…ちょっと良いっすか？」
貴『？…うん！何かな？』
高峰君は、きっと私の事をそんなに良く思ってない。
プロデューサーとして、褒めてくれてたけどなんて言うか…
認められてない気がする。
振り回しておいて、拒絶しておいて
貴『こんな事、言える立場じゃ無いけど…』
高「え？何か、いいました？」
呟いた独り言は、高峰君に少し聞こえてたみたい…
慌てて、ううん何も無いよと笑う。
高「……あの、さっきの忍君との会話聞いてしまったんですけど」
聞かれちゃったのか…
別に驚かない。ただ、面倒くさい事になったなと思うだけ。
高「俺、転校生さんの事まだ…よく知らないし、偉そうな事言えないんですけど」
いつも、下を向いてばかりの高峰君が今は私の目を見て話してる。
高「俺は、貴方が俺達のプロデューサーで良かったと思ってます。だから、」
貴『だから、そんな風に何もかも抱えないで…とでも言いたいの？』
それ以上、高峰君の言葉を聞いたらさっき我慢した筈の涙とか決心とか壊れちゃいそうで
急いで高峰君の言葉を遮った。
私から漏れた言葉は驚く程感情がなくて嫌になった。
高「‼なんで…」
私の言葉に、わなわなと震える高峰君。
最低だと怒られるかな？
高「なんで、先輩がいないと駄目だってわからないんですか‼」
さっきまで、下向いてたのにキッと顔を上げて私を見る高峰君。
貴『な…何、それ…』
嫌われてるとおもってた高峰君から、そんな言葉言われるなんて夢にも思ってなくて
私からは、弱々しい声が出た。
高「Aさん…俺は、貴方の力になりたい。それは嘘とかじゃ無いんで」
それじゃ…と頭を下げて守沢さん達の輪に入ってく高峰君。
貴『はは…ズルいや…』
少し遠くなった高峰君の背中に呟いた。
高峰君から貰ったリンゴ飴を、見つめた。
そのリンゴ飴に私が映って、慌ててリンゴ飴から目を逸らした。
(こんな時だけで、名前を呼ぶなんてズルいよ)
(そんな目で、見ないで…お願いだから)
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純(プロフ) - カイコクとマキノだいすきです！ (2019年7月14日 19時) (
レス) id: 9f70754803 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 餅つき狐さん» ありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ナカノヒトゲノム好きなんですか？よければ、好きなキャラとか教えてください^ ^ (2016年8月5日 14時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
餅つき狐(プロフ) - とっても面白いです！頑張ってください！余談ですが私もナカノヒトゲノム好きですよ！ (2016年8月5日 10時) (レス) id: 86e054f3a4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - ろんさん» ミバ見て来てくれたんですか？ありがとうございます！中々、ミバは来れませんがこっちでは更新頑張りますので宜しくお願いします^_^ (2016年7月31日 0時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - クランさん» ありがとうございます！更新頑張ります！^_^ (2016年7月31日 0時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月詩音 | 作成日時：2016年6月20日 9時
