[あんスタ]苦手な物は、正義のヒーローです。2【流星隊】

苦手度59% ページ31

貴『…っ、んぅ…』


目に、明るい日差しが飛び込み顔を上げた。


ぼーっとした頭で、鏡を見つめた。


その先にいたモノに、嫌気がさした。


昨日の夜に願った通り、黒い瞳の”私”がいるわけなくて


そこには、赤い瞳を持った”悪者”がいたから。


貴『当たり前、だよね』


改めて、私の望みがいかにバカらしかったかわかって苦笑した。

今日のお祭りどうしよ…？と考えてると

スマホから、電子音が響いた。


いきなりきた、電子音にビクッと肩がなった。

この時間に…誰だろ？


首を傾げ、スマホを見れば流星隊の皆からだった。


貴『はは…そんなの、行くしかないじゃん』


そこには、お祭りに来て欲しいという内容があった。


沢山の通知に、言葉じゃ言い表せない思いがあふれた。


スマホを置いて、お祭りの準備をする。


これで、最後にしよう。


あの人達と関わるのも、

光を夢見るのも、


そうしたら…


今日の事を思い出してずっと、楽しかったなと笑えるから。


だから、今日だけは光ある場所で笑う事を許してください。


(一夜限りのヒーローにならせてください)

苦手度60%→←苦手度58% 貴方sids

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す