[あんスタ]苦手な物は、正義のヒーローです。2【流星隊】

苦手度46% 貴方sids ページ14

頑張ろう、そう皆で決意すると流星隊の皆は早速私のメニューをこなしていった。


そういう私も、一人一人を見ながらアドバイスと共に専用のノートに書き出していった。


そうして、初日のレッスンは無事に終わり気づけば帰る時刻になっていた。


今日、ご飯どうしよーなんて考えながら帰る準備を整えていると


守「転校生も、一緒に帰らないか⁈」

守沢さんから、誘いを受けた。

だけど、私は笑顔のままその誘いを断った。


貴『スミマセンが、家が直ぐそこなので…遠慮しておきます』


そう断ると、皆少し驚いていた。


確かに、この人達の手助けをしたいと思った。

だけど、やっぱり私とこの人達は違うから…


貴『では、また明日‼』


一緒には、いられない。


守「そうか…でも、もう暗いぞ？大丈夫か⁇」

貴『はい、大丈夫ですよ‼』


こんな私を襲う奴なんて、いないだろうし…


守「じゃあ、今日はありがとな‼また、明日‼」


守沢さんが、そう言ってニカッと笑った。

それに続いて、他の皆も口々に喋ってくれた。


南「転校生さんまた、明日よろしくっス‼」

仙「明日までに、踊り覚えてくるでござる‼」

高「はぁ…じゃあ、また明日…帰りたい…」

深「よるは、”くらい”ですからきをつけてくださいね♪」


そう言って、皆が手を振ってくれた。


それに対して、ニコリと流星隊の皆に笑い玄関を出る。


最後まで、守沢さんは心配していた。


貴『ごめんなさい…』


誰に聞こえるわけでもないのに、そんな言葉が出てきた。


折角の、好意を私は無駄にする。拒絶しちゃうんだ。


でも、それも仕方ない事なんだよね…



(だって悪者と、ヒーローは一緒にいられないでしょう？)

苦手度47%→←苦手度45% 守沢sids

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す