【A3!】寄り道しすぎでは。 (ページ33)

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『いや、私ギリ個人では世界ランカーじゃないんで！あくまで友達が世界ランカーなだけであ「でもチーム戦ではランク入ってたでしょ？」

『それは、まぁ....』

「ね、お願い。」

とあからさまに自分の顔の良さを活かしてキラキラ笑顔で頼んでくる至さん。

『でも、私ブランクありますよ？』

「明後日だから、今日からやりこめば感覚取り戻せるでしょ。運良く今日は金曜日だし。あっ予定は大丈夫？」

『明日は夕方からバイトがありますけど、それ以外なら.....』

「っしゃ。じゃあ今日俺仕事終わったら連絡するから、LIME教えて。」

『あっはい.....。』

とんとん拍子で話を進めていく至さんに、少し圧倒されながらQRコードを差し出す。

「よし。読み取れた。へぇ名前Aっていうんだ。初めて知った。じゃあよろしくね。」

至さんはQRコードを読み取ったかと思うと、いつの間にか平らげていたお皿を片付けそそくさと仕事に向かった。

『え....?私、至さんと一緒にゲームすんの...?』

ぽつんと談話室に取り残された私は、突然の茅ヶ崎至イベントに戸惑いを覚えていた。

昨日から、真澄君、みすみ君、至さんとイベント続きや....急にどうしたん.....。
私、そろそろ死ぬんかな。