【A3!】寄り道しすぎでは。 (ページ30)

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次の日、予告通りみすみ君の声と共に目覚めた私は非常に困っていた。

なぜなら起こすと同時に「オレ三角探しにいってくるね～！」と去ったみすみ君が爆弾を落として言ったからだ。

みすみ君は去り際、
「あっ、カントクさんにはAが寮で朝ごはん食べること言ってあるから～！」
と言った。

？？？？？
ご飯.........？私が、寮で、朝ご飯.........？

『無理では！？！？！？！』

昨日劇団員に泥棒に間違えられたくらいMANKAIカンパニーに馴染んでいない私が、みんなと一緒に朝ご飯！？普通にむりじゃない！？！？！？

んんんええええどうしよう、すごく行きたくない.........。
みすみ君以外の夏組は、顔合わせの時に挨拶して、お互い存在を認識してる程度やし、
そんな中に入るなんて気まずくない？？？

カズナリミヨシとは、HPリニューアルしてもらうときに、メールではやりとりしたけど、生で話したことは顔合わせの時しか無いし............。

みすみ君もどっか行っちゃったし............。

だが、みすみ君が連絡した限り、いづみ様はきっと私の分の用意もしてくれているだろう。それなのに、行かないのは非常に申し訳ない。

『はぁ.......行くしか無いか.........。』

いづみ様がおるなら、なんとか耐えれるやろ......と、私は重たい足で談話室に向かった。