想い重ねて。【大平峻也】

トライアル公演終了直前。 ページ3

長かったトライアル公演も明日で大千秋楽を迎える。


凛｢長かった………｣


帰り道、私はコンビニに寄ったあとで帰路につく。

峻｢凛月ちゃんっ｣


可愛い声がした方を見ると大平さんがいた。



凛｢あっ、大平さん。帰り道途中まで一緒なんですか？｣



峻｢たぶんね、途中まで一緒に帰る？｣



凛｢はい！｣



私は大平さんと途中まで一緒に帰ることにした。まあコンビニはいつでも行けるしいいや。




峻｢凛月ちゃんだいぶ慣れてきたね。最初は固かったのに｣



凛｢そりゃ慣れますよ〜！子供じゃないんですから｣



峻｢凛月ちゃんいくつだっけ？｣



凛｢私今年で19です。今年高校卒業したんで｣



峻｢じゃあ子供だね(笑)｣



凛｢……………子供ですね｣




峻｢否定するとこだよそこ(笑)｣




凛｢だって本当のことですもん。来年じゃないと大人じゃないですし｣




峻｢あと1年だよ｣




凛｢わかってます｣




途中まで一緒。






凛｢じゃ、じゃあまた明日……｣




峻｢またね！｣





くそう、可愛い………。




明日も頑張ろう。

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