第4話「しっかりと断る事が大切」 ページ6
人事異動の報告の後、私は直ぐに首領の部屋へと向かいました。
何でか？それは、今から首領と私の会話を聞けば分かるかと。
そんなこんなで、首領の部屋の前です。
貴方「島崎、入ります。」
私は軽くノックをして返事を待たずに部屋へと入った。
するとそこには、何時ものように机に座っている首領が見えた。
森「Aちゃん？どうしたのかね？」
貴方「…首領、私が首領の秘書となるのは誠でしょうか？」
私は、あくまで冷静に問いかけた。
すると、首領はにこりと微笑んで
森「本当だよ。」
と仰せられた。
なんということでしょうか。じーざす！！
貴方「あの、誠に申し訳ないのですが、私はマフィアに入った日も浅く、ましてや異能力も何もない、戦力外通告された非戦闘要員です。首領の秘書には残念ながら、向いていないかと…。」
私はつらつらとそんな事を一言一句噛まずに、首領に思いの旨を伝える。
すると、首領は驚きの一言を言い放った。
森「おや、それはそれは。てっきり、君は私に好意を抱いてくれるのかと思っていたよ。私も君が気に入っているし、と思ったのだがね。」
貴方「ふあっ！！？」
少し寂しそうに眉尻を下げて言う首領に頬に熱が集中する。
いい、今、気に入ってる、って…
いやいや、面白い、みたいな奴だよ。うん。
森「やはり、私の勘違いかな…？あの時、抱き着かれてどうやら調子に乗っているらしい…そうだよね、こんな中年なんか…」
貴方「抱き着いてしまったのは本当にすみませんでしたぁぁぁ！！なんせ、ずっと会いたかったもので…！！中年だとしても首領は大好きです！！」
森「…でも、秘書にはならないのだよね？中年の世話なんてしたくないよね…」
私が喋ってフォローを入れる度に落ち込む首領。
やばいやばい、このままじゃ本当に秘書にされかねない…！！
秘書自体は嫌じゃない。むしろバッチコイ。
でも、秘書になってみろ。
終始、首領と一緒だぞ？
無理無理、仕事出来る自信ない。
よし、例え首領がどんな脅しをかけても私は屈しないぞ…！！
森「…どうしても駄目かね？」
貴方「駄目です。」
よし、いいぞ、私…！！
頑張るんだ…！！
森「そうかね…ところで、先ほどのずっと会いたかった、というのは？」
貴方「……あ」
ミスったあああ！！
完全に前から貴方の事知ってます、って言ったようなもんじゃんか！！
絶対怪しまれてるっ…！！
そして疑われてるっ…！！
てか、今更表情取り繕えねぇ…！！
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舞 - 首領のルビ、ボスのはずなんですが...なんだか違和感があるんですよね「しゅ、首領」みたいなセリフの時内容はとても面白くてワクワクしながら読んでいます！ (2018年7月2日 22時) (
レス) id: 338b13862d (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 原作しか見てないのでアニメではどうなってるのかわからないのですが、首領の読み方はそのままでなくボスだと思います！更新楽しみにしてます頑張ってください^^*（同コメありましたらすみません） (2017年9月30日 0時) (レス) id: cfd67c96bc (このIDを非表示/違反報告)
浅葱_桜(プロフ) - 森さん(^q^)うぇへへ……なのですが、設定ページで三人称の意味合いが違うと……ヾ(・д・｀;)heとかsheとかｼﾞｬ (2017年8月18日 22時) (レス) id: 638a6231c6 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@現実逃避(プロフ) - きなこさん» 初コメントありがとうございます。この作品で森さん好きが増えたのであればこの上ない喜びですね。企画も賛成して下さり…感謝です。暖かい言葉嬉しかったです。これからも、不甲斐ない作者ではありますが、よろしくお願いしますね*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2017年6月22日 23時) (レス) id: a2afccea58 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@現実逃避(プロフ) - 晋陽さん» 森さんの色気は上手く描写出来ていますかね…？それならばとても嬉しいのですが…コメントありがとうございます。これからも、よろしくお願いしますね*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2017年6月22日 23時) (レス) id: a2afccea58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルリ@現実逃避 | 作成日時：2017年2月1日 21時
