シガンシナの貴族の子0 (ページ11)

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第十話ページ11

その日以降、アルミンは頻繁にクロエの屋敷に遊びに
来るようになり、クロエと呼ぶようになった。
エレン達と遊びに来たあの日、クロエの屋敷にある
広い書斎を見てからアルミンはエレン達と一緒じゃ無くても1人で遊びに来るようになっていた。
時には、アルミンの祖父も一緒に居たりなど家族ぐるみで
仲良くなっていた。
クロエは、それを嫌な顔ひとつせず笑って招いていた。
この日もアルミンは、クロエの屋敷へ向かっている途中
だった。

ア『早く行って、また本を読ませてもらおう！』

ドン！

ア「あ、ごめんなさい！」

誰かにぶつかってしまい、アルミンは慌てて謝った。
顔を上げるとそこにいたのは

い「あれ？異端者じゃねえか？」

アルミンのことをよくいじめているいじめっ子達だった。

い「そんなに急いでどっか行くのか？」
い「ちょっと付き合えよ」
ア「あ、ちょっと！」

いじめっ子はアルミンの腕を引っ張り、人目がない場所へ連れて行った。
アルミンはどうしよう、クロエとの約束がと考えていた。

その頃、クロエはいつもならアルミンが来る時間なのに
どうしたんだろうと考えていた。

ク『何かあったのかしら？』

心配にはなったものただ遅れているだけかもと思い、もう少し待ってみることにした。

その数分後・・・
流石に遅いと思い、クロエはいつも外に出る時に羽織っているフード付きの黒色の羽織を羽織りアルミンを探しに外に出た。
家はどこか聞いていたので、まずはアルミンの家によったが思っていた通りアルミンは家にはおらず20分前ほどに家を出たと聞いた。
アルミンの祖父にお礼を言って、クロエはまたアルミンを探しに行った。
なかなか見つからないかと思ったが、案外早くに見つかった。いじめっ子にいじめられている光景を見てクロエは
顔を顰め、灰色の瞳を赤く染めた。

一一一一一一一一一一一一一一い
時々、キャラの口調迷子になる
ちなみに、時系列は原作開始の一年前です。
原作開始は、これが終わってからです。