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自宅はマツガネシティにあり、そこまで広くはないものの暗室があったりと写真家仕様となっている。服が多いためクローゼットは二つある。ちなみに両親は現在他地方に出張中。母親がシキシマの出身であり、父親がシキシマに立ち寄ったときに出会ったらしい。幼い頃にはマロニエもよく他地方に行っていたが、10代前半からシキシマ全土を巡る旅をし始めていたので、その頃からは両親とは離れて暮らしている。両親が帰ってくるときにはしっかり会っているため、疎遠というわけではない。むしろ頻繁に手紙が届く。過干渉まではいかないが年の割に結構ベタベタする夫婦なようで、いつもこっぱずかしいセリフを発しているマロニエもちょっと照れるほど。
両親は必ず毎回違うお土産を持ってくるので、旅行に行った友人にもそれを強要しがち。強要とまではいかないものの、「おみやげは?」とは聞く。もらえると思っているのだろうか。割と図々しい。
愛という言葉を口にしがちなものの、断じて惚れっぽい気質があったり、誰かと愛を分かち合ったりしたいわけではない。どちらかと言えば彼のそれは自己満足に近く、自分から愛を渡せればOK、相手から好意や愛が返ってくればラッキー、というだけである。そういった点ではどこか独善的であるように聞こえる。結局、どこまでいっても博愛主義なだけということ。
逆に悪意と悪意がぶつかる争いごとが苦手なため、そういったことに巻き込まれると困ってしまう。人の悪口は聞くのも話すのも嫌い。
【SV】
「こんにちは!突然話しかけてごめんね。きみと、きみのポケモン、とっても素敵だね。写真をとってもいいかな?」
「コホン、さっきは急にごめんね。おれはマロニエ。こう見えても写真家でね。…… …… こんな感じで、いろんな写真を撮っているんだ!…… …… と、いうことで、改めて、きみたちの写真も撮らせてもらえないかな?」
「ああ、これは遺跡の写真だよ。万が一何かあったときのために、現在発見されている遺跡は片っ端から写真を撮っているんだ。まあ、万が一があったら困るけど…… ……」
「ふむ、その質問は、中々難しいなあ。おれが言ってどうにかなるものじゃないかも…… …… 。いっそのこと、時間に任せるってのも手じゃないかな…… …… ダメ?ああ、そう…… …… 」
「焦っちゃダ〜メ。いい写真には我慢が必須だよ」
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