【文スト】現実主義者の妹は【国木田独歩】

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部下6人、そして葵を連れ、街を歩く。
勿論、スナイパーライフルを持って。
一応ブラウスの上に防弾チョッキを着て、その上から黒くて丈が長い、フード付きのパーカーを羽織る。
ゴーグルを頭に着け、黒い手袋をポケットに入れる。そして黒いズボンに、黒いブーツ。
怪しまれるかも知れないが、まあ装備は万全だ。

「着いたようです！」

葵が云う。

『嗚呼。ありがとう。』

雑居ビルの1階にある喫茶処、［うずまき］。
此処の店員とは顔見知りだ。
...来たことは無いが。

『こんにちは...』

店員「あ、Aさん。いらっしゃいませ！」

『コーヒーをお願い。』

そう言い放ち、依頼人を探す。

『彼処だ』

「行ってみましょう」

葵が云い、壁際の席の人に声を掛ける。

暫く経つと、葵が手招きをする。

『＿＿＿＿＿＿＿＿どうも』

「君かね。今回の依頼を担当するのは』

『はい。いつもありがとうございます』

葵「今日の標的は...相当の強者と聞きますが」

「嗚呼そうだ。だから君達に依頼したのだよ」

『そうですか。だとしたら..今日の報酬..ざっと100万ですかね』

葵「首領(ボス)...コーヒー来ますよ」

葵が小声で云う。
なんだいきなり。

『嗚呼...』

店員「お待たせいたしました..ご注文の品です..」

『ありがとう』

そう云い、部下と依頼人にコーヒーを渡す。

「良いのか？」

『ええ。どうぞ』

「ではありがたく頂くとしよう」

『で...此方の書類にサインを』

「ああ」

依頼人にサインを貰う。
これは契約書のようなものだ。

『ありがとうございます』

葵「では＿＿＿＿＿＿＿＿行きましょうか」


『うん』

葵「ちょっと、君。依頼人を仕事が終わるまで護衛してよね。大事な証人なんだ」

葵が私の代わりに部下に云う。


『じゃ...行きますか。』

葵「会計お願いします」

店員「はい」

『これで。お釣りは結構』

1万円を出して云う。
これくらい大丈夫だ。

店員「ですが...」

葵「大丈夫ですよ」

店員「...！ありがとうございました！」

『さァ！仕事だよ』

私はライフルを肩に掛け、(勿論ケースに収めてある)店を出る。


葵「.....ッ....はい」


あの会話をあの人達が見ていたことを、まだ私達は知らなかった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

？「＿＿＿＿＿＿＿＿追いかけようか、」

？2「何故だ。それより仕事をせんか」

？「え〜。私は行くよ。」

________________＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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