しにたがり【歌い手】

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雲が動いてる




今日は風が強いのかな





いつもより早く流れる雲



『…』




？？「死にたい」




『…思ってないよ。』




？？「嘘。」



『…まふうるさい。』




まふ「酷い！」




間を開けて私の横に腰掛ける




『心配しなくても死なないから。』




まふ「じゃあ…」




唐突に腕を掴まれれば袖を捲られる



まふ「これはなんて説明するの？」




手首についた無数の切り傷



『これは…』





まふ「またやったでしょ？」




『…気の迷いだよ。』




手を振り払うと傷を隠すように袖を伸ばす





リスカをやめられないのは私が死にたいと思っているから




よく空を眺めるのはどうやったら死ねるのか




死んだらどこに行くのか




そんな事を考えているから





そんな私の考えをきづいたのかは知らないけど




ここ最近、私が一人になることは無くなった





常に誰かが側にいて




常に誰かの監視下にいる





生きづらい

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