きみの反応たくさんみせて【呪術廻戦】

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▽夏油傑

「こればかりは…」

耳が聞こえなくなってしまったあなたに彼は額に手を当てます。
あなたのことはどんな手を使ってでも守ってきたし救ってきた。
だけど、今回ばかりは彼には不可能で、自分の無力さに苛立ちを感じています。









▽釘崎野薔薇

「馬鹿、ほんっと馬鹿ね。」

本を読むあなたの真横でそう言います。
いつもなら直ぐに「馬鹿じゃないよ！」と反応してくれたのに今は反応してくれません。
それが悲しくて腹が立って、どうしようもないのです。









▽禪院真希

「ほんと、嫌になるな…」

あなたの耳が聞こえなくなってしばらく経った日、不意に出たあなたの名前に彼女は大きなため息をつきます。
名前を呼べば眩しいくらいの笑顔を自分へ向けて反応してくれたのに今はそれが見られないし、自分の声が届かない現実に突きつけられ口元が歪みます。









▽高専五条悟(特別参加)

「弱いくせにもっと弱くなってんじゃねぇよ。」

耳の聞こえないあなたに怒鳴りつけても困った様に笑うことしか出来ないあなたに彼の苛立ちは増します。
そんな彼を止める夏油や家入の様子にあなたはごめんって言いますが、口を出た言葉にもならない音に彼は教室を出ていってしまいます。
あなたに怒っている訳ではありません。
自分の不甲斐なさに苛立っているのにあなたに当たってしまうのです。



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特別参加で高専時代の五条先生を書きました。

私自身悩んでいたところにコメントで見てみたいと頂きましたので、今回の書かせていただきました。
コメントありがとうございます。

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