お仕置き【呪術廻戦】

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やらかしちゃったあなたに彼らがお仕置きするぞ

虎杖悠仁①
虎杖悠仁②
伏黒恵①
伏黒恵②
五条悟①
五条悟②前編
五条悟②後編
七海建人①
七海建人②
両面宿儺①
両面宿儺②
夏油傑①
夏油傑②←new!!
加茂憲紀
狗巻棘
真人
伊地知潔高
五条&夏油
禪院直哉
禪院甚爾
乙骨憂太

シークレット①
シークレット②

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似たような展開ごめんなさい……

21種類の結果パターン

あなたの本日のお仕置きです - 2024年5月11日

加茂憲紀

『加茂さぁん、教えてよー』

「私も暇じゃないんだが」

放課後、誰もいない教室で二人勉強をしていた。

『難しすぎるって』

数学の問題に手こずり、机に突っ伏す私を呆れたように加茂さんが見ている。

「なんで分からないんだ？まともに勉強してないのか」

『辛辣！あたりきつぅ』

加茂さんの方を向き口を尖らせ抗議すると、彼は溜め息をついた。

「…どこが分からないんだ？」

『んーとね、…………分からないとこが分からない』

「…………………はぁぁぁ」

『ごめんって』

心底面倒臭そうにまた溜め息をつく。

彼はポンポンと自分の膝を叩いた。

『？』

「こっち」

『座れって？』

言われた通りに彼の膝に座る。重さなんて気にしない。思いっきり体重をかけてやった。

「遠慮の欠片もないな」

『うるさい。そんで、何？』

「勉強教えてほしいんだろう？」

『うげぇ』

問題集を開き、勉強を進める。うん。わからん。

さっきからずっとバツばっかりだ。

『もういいよーやめよーよー』

「君が言ったんじゃないか」

文句を言いながら、また始めるがやはりノートはバツで埋まっていた。

「……はぁ…。よし、これから一問間違える度にお仕置きをしよう」

『えっ、はぁ？！』

「ほら、早く解いて」

有無を言わさない様子に渋々問題を解き始める。

「はい。ぶっぶー」

『くっ、ぶっぶーって、幼稚園児か』

「煩いよ。ほらお仕置きだ」

『え、ほんとにやるの？……っ』

彼の唇が私の耳を食んだ。体がびくっと震える。

『…っ、はっ、』

「はい、次」

暫くして、彼の唇は離れた。これは、やばい。本気で問題を解かないと。

先程とは打って変わり、本気で問題に挑む。

「はい。お仕置き」

だが現実は残酷だ。

『っふ、それっ、やめて…』

「それじゃお仕置きにならないだろ？」

耳にふーっと吐息がかけられる。その度に背中のあたりがゾワゾワする。

ちらりと振り返り見た加茂さんの顔は恍惚としていた。

…この人は生粋のドＳだ。

それから、何度も何度もお仕置きをされた。

「もしかしてわざと間違えてるのか？」

『違うわ！ずっと本気だよ！』

「…これは、補習が必要だね？私の部屋で教えてあげようか…？」

耳元で甘く囁く。それに逆らう術を私は知らなかった。

私が無言で頷くと、彼は笑った。