歓迎会 二 ページ10
黒田side
歓迎会が始まり小一時間。
私は以外にも酒が飲めるようなので辛口のお酒をもらった。
黒田「やけんさ、そんときに如水様が言っとったのが、水五訓なんよ。こう、人のあり方っていうか、そういったのを水に例えとると」
燭台切「聞いたことがあるよ。水五訓、自らが動き、周囲に師範を示し、周囲を牽引しようってやつでしょ？」
黒田「そうそう」
長谷部「それだけじゃなか。あの方は戦術にも長けとった」
長谷部コイツ甘口で酔っとる。
あんた酒弱いやろ。
黒田「そんなんずぅっと側におった私がようわかっとうよ」
何せ、如水様の守り刀やったけんね。
長谷部「はぁー？こん若娘が」
黒田「しゃあしかー。おいちゃん」
長谷部「おいちゃんは日本号やろ」
黒田「見た目はね」
燭台切「何だろう。方言で喧嘩されると何言ってるかわからないから全然仲裁できない」
主「訳するとね、うるさいおじさん。おじさんは日本号。みたいな事言ってる」
日本号「おい長谷部。ちょっと面貸せや」
長谷部「後でな」
黒田「聞いて聞いて。長谷部、日本号のことおいちゃんって言いよったよ」
日本号「おう。それが聞こえたからコイツと話したいんだよ」
黒田「飲み比べしたら？」
だって長谷部が負けるの一目瞭然やん。
日本号「そいつぁいい。長谷部あっち行って次郎たちと飲もうぜ」
長谷部「受けて立とう」
日本号に連れてかれる長谷部。
黒田「負けて明日二日酔いってやつに一票」
凄く頭が痛くて気持ち悪くなるらしい。
博多「そんで寝坊の朝ご飯なし」
？？「おやおや。騒がしいと思っていたら、黒田の皆か」
紫の髪の人がやって来る。
？？「僕は歌仙兼定。細川忠興の刀さ」
黒田「細川・・・。あぁ、長政の年貢持ち逃げ事件の。私は黒田国広。その件はすまんかったね」
歌仙「いいよ。別にきみたちがやったわけじゃないだろう。それに、こちらも人返しをしなかったわけだし。お小夜とも、随分仲良くしてくれたそうじゃないか」
小夜？
兼定・・・。
黒田「・・・あ！小夜が心配しよった刀ってこの人！？」
小夜「そうだよ」
歌仙「え、な、何だい？」
黒田「小夜、黒田の家に来たばっかの時にさ随分心配しとったんよ。『之定は危なっかしいから』とか言うとってさ。また会えたっちゃね」
小夜「うん。随分大きくなっててびっくりしたけど」
主「つまりお小夜ちゃんは、ちっちゃい歌仙の事を知ってるの？」
小夜「うん」
主「詳しく」
歌仙「待ちたまえ」
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
