私のこれから ページ17
黒田side
取り敢えず一度部屋に戻る。
兄妹たちはもう起きて着替えていた。
堀川「おはよう兄妹」
黒田「おはよう」
国広「俺たちは先に広間に行くが、一人で大丈夫か？」
黒田「うん。大丈夫だと思う」
国広「わからなくなったら誰かに聞けよ」
黒田「うん」
兄妹たちが部屋から出ていく。
で、ジャージに着替えて髪を・・・結いたかったんだけど、一人じゃできなかった。
難しいなぁ。
取り敢えず下ろしとくか。
背中辺りまである髪は意外と邪魔になるものだと気づかされた。
部屋を出ようとすると、ポンッと音がした。
？？「おはようございます。黒田国広」
黒田「おはよう・・・狐さん」
だって足元にいるのは狐(喋る)なのだ。
それ以外の呼び方を私は知らない。
？？「わたくしはこんのすけと言います」
黒田「よろしくこんのすけ」
こん「今から、貴女のこれからについてお話しします」
黒田「私の？」
こん「はい。黒田国広は本来、一年後に実装されるはずの刀でした。ですが此方のシステムエラーでこの本丸に顕現しました。刀解は致しません。・・・貴女は刀解を望みますか？」
黒田「ううん。折角現世に人の身を得ることができたのにそれを失うのって嫌だし、それに、ここには兄妹や黒田の皆がいるからね」
こん「そうですか。ですが、一つ制限を描けさせていただきます。一年後、貴女の実装が知らされるまで、演練には行かないこと。これが条件です」
黒田「わかった。・・・ところで、演練って何？」
こん「他の本丸の刀剣男士と手合わせをするのです」
黒田「へー。何だか面白そう。それが一年後まで無しっていうのは悲しいなぁ」
こん「うぅ・・・。申し訳ありません」
黒田「別にこんのすけを責めてるわけじゃないよ。こんのすけもご飯食べる？」
食べるなら一緒に広間に行こうかな。
こん「いえ！わたくしはこれで」
ポンッという音と共に消えるこんのすけ。
黒田「・・・現世って、凄いな」
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兼さんの耳飾り - 朝桐さん» これからも頑張っていきたいと思います！応援、ありがとうございます！ (12月3日 10時) (
レス) @page47 id: 36ec43f1b9 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 最新話、エモすぎです！！陰ながら応援しています。Fight！です！ (12月2日 7時) (レス) @page46 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年8月21日 21時
