君達○○過ぎだから！part 1黒子ver,【黒子のバスケ】

第11Ｑです ページ13

うーん。

困った。

困っております。

わたくし、教科書を持っていないんです。

ノートは持ってるんだけど。


鐘はとっくに鳴ったし。

し、真ちゃーん…？

たーすーけーてー

と視線を送る。


けど。


緑間「…くしゅっ」


ふぉ！？

だ、ダメかぁ…。

真ちゃんは左斜めの席。

つまり、青峰君の前。

ど、どうしよう…。

そんなとき。


スッ


A「？」


あ、赤司君…？

自分の教科書を私の机に半分乗せてくれた。

ドギマギしながら赤司君の顔を見つめる。

右手で頬杖を付きながら横目でフッと笑う赤司君。


み、見せてくれるの…？


先生「赤司、このXの答え、分かるか？」


赤司「2・36です」


先生「正解。じゃあ次は…」

赤司君って頭いいんだなぁ…。


先生「次、虹富」

A「…ほぇっ！？」


きゃー！

変な声出たー！！

あきれた顔で見つめてくる真ちゃん。

あ、でも…。


A「4/9です」

先生「正解」


結構簡単だったなぁ。

このあとの授業も赤司君が教科書を見せてくれて大助かりでした。


え？

青峰君は？

青峰「…すー…すー…」


夢の中です。

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