【黒バス】蜂蜜色に手を添えて【ヤンデレ】

第２０話 ページ21

夢主side




朝の登校時、食事、昼休み、部活中

そして、下校時刻でも



「…っ…？」


「？どうしたの？A」


「…視線が…」


視線のあった方に目を向けるも、誰もいない

ここ数日、視線を良く感じる

気のせいだと思っていたけど、連日こんな感じになるのは、おかしい


涼太は私の手を握り、回りに意識を集中させて

また、歩き出す



「…A、怖い？」


「ちょっぴり、ね」


「わかった、犯人見つけて潰すから」


「…うん、でも、前みたいなことは」



「ううん、わかんない」


「え？」




いつもなら、大丈夫、やらない、と言うのに

涼太の変化に私は少し怯える



「この犯人、すごい気にくわない、俺より、Aが、視線に気づくなんて、気にくわない」


「…そう」



涼太が気づかない、私に対する視線

なんか、前と同じ感じがする



すごい、嫌な予感がする





「大丈夫、A、Aは俺のモノだから」


仔犬だった瞳が、また、狼へ変わる


「あぁ、すごい、気にくわない」



殺したいくらいに、と、間を開けて呟く


私は涼太の手を握りしめた

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