「自分にしか無いもの」 ページ4
「そーいえばさ、この子って名前あるの？」
そう言ったのはキラーさん。
名前とか、考えたことなかった。
名前は無い、と伝わるように首を横に振った。
「えーじゃあさ、僕らで考えようよ！」
「キラーが考えテもロクなもンにならンダろ」
「僕らでって言ってる！エラーも考えるんだよ？」
結局、決まらないまま時間は過ぎていった。
今はキラーさんとホラーさんがゲームってのをやってるらしい。
「エェラァー!!!!!遊びに来たよーー!!!!!」
え、誰。
急に現れたと思ったらエラーさんを呼んで。
「あれっ、見ない顔だねー。はじめまして!」
え、ちょ、助けて。
俺はただ後退りするしか出来なかった。
「えーなんで離れていくの？僕悲しいよ…。」
「アンタのこと怖がってんだからあたりまえだろ、あとアンタ感情無いだろ」
クロスさんナイス、だけど口調どうした?!
今この瞬間悟った。
クロスさん、ちゃんと闇だ。
「うーんそっか…、僕はインク!AUの管理をしてるんだ!よろしくね！君の名前は？」
「この子、まだ名前決まってないんだ。」
「えっそうなの?!クロス。じゃあさ、僕が考えてあげようか？」
いいのかな？初対面の人(骨)に名前決めて貰うとか…。
「俺は問題ない。」
そう言ったのはマーダーさん。
思ったより優しいんだな。
「幻覚見てる奴には聞いてないんだけど〜？」
そうキラーさんが言う。
流石に言いすぎじゃない？
「あ"?んだとテメェ…」
「ワーマーダーガキレター」
絶対思ってないじゃん、キラーさん。それ。
それより、喧嘩止めないと…。
というか仲間の内ゲバになんも感情を抱かねぇのなこのリーダー。
「キラー、マーダー。この子が怖がるだろ。」
前言撤回。ちゃんとリーダーやってます。はい。
「じゃあさ、Aっていうのはどう？」
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作者名：夜尓_x_x_ | 作成日時：2022年8月8日 9時
