「個性と個性」 ページ2
「目、開けていいぞ」
そう言われて目を開くと、見たこともない場所にいた。
どこ。
「あっナイトメアおかえり〜…って、人間！？EXPにしていいの？」
コイツ、ナイトメアって名前だったの。
てか誰。
目からなんか黒いのが出てて、真ん中に赤いのがある骨。
語彙力()
EXPってなんだっけ。経験値？
俺を倒して獲得するのか…じゃなくて。
は？俺ﾀﾋぬが？
「えっ飯！？」
そう言って横から出てきた頭が割れてる骨。
いやいやいや、コイツも俺を⚪︎す気満々じゃねえか。
人間は食いもんじゃねえよ。
「クッ…」
おいコラ他人の思考読んで笑うなよ。
ナイトメア…だっけ？
って待て待て待て、なんか増えたんだけど。
3名くらい。
「先輩、なんで人間なんか連れてきてるんですか」
「なンだ、ほんとに連レてきてルじゃン」
「…」
一名、めっちゃこっち見てるんだけど。
やだ、怖い。
「…なんで俺の後ろに」
そこの
見てくる奴が怖い。
フード被って目元もよく見えないし…
「…マーダー、あんまり眺めんな」
ありがとうナイトメア。
多分初めてナイトメアにお礼言ったわ。
「お前ら、コイツは今日から俺たちの仲間になる。仲良くしろよ？」
…とナイトメアが言うと。
「え〜飯じゃ無かったか…」
と、頭が割れてる骨が言う。
そんなしょんぼりされるとなんか申し訳ないのだが？
かわいいという感情を抱いてしまった俺は馬鹿か？
「自己紹介だけでもやれ、お前ら」
「はいはーい、キラーサンズだよ！キラーって呼んでね。今度一緒にEXP狩り行こうよ！」
行きません。
「えっと…ホラーだよ。さっきはごめんね、いきなり…」
なんかかわいい。許すわけがない事もない(？)
「エラーだ。俺には触ルなヨ」
はーい触りませーん。
「…マーダー。」
なんか怖い。
「えっと、クロスです。よろしくお願いします。」
常識人っぽい。
服かっこいい。
「最後に。この“闇AU”リーダーのナイトメアだ。」
闇AU…なんかよく分からん
一応、ペコっとお辞儀だけはしておいた。
「お前、いつまでそこに隠れてんだよ。」
…ダメだった？
離れるよ。
「まぁいい、クロス、案内してやれ。」
人使い荒いなナイトメア。
「えっ？あっはい。」
困惑しながらもちゃんと近づいてきてくれるクロスさん。
優しいな…
とても闇とは思えない。
「あ…い、行きましょうか。」
そう言って手を差し伸べてくれる。
優しい。
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作者名：夜尓_x_x_ | 作成日時：2022年8月8日 9時
