跡部にひたすら気に入られてる女子がいるらしい【テ/ニ/ス/の/王/子/様】 (ページ22)

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「なんであの子が跡部様と」

「大してかわいくないのに跡部様と」

耳障りな声で話すメス猫共を横目に見る。

本当は声を荒らげてこいつの方がかわいいと言いたいところだが、

そういうとこいつはきっと距離を置く。というか学校に来るかも怪しい。

今は何もしていない。ただこうしてくっちゃべっているだけ

だがこれ以上のことをメス猫共は仕出かすことになると

俺は俺で鉄拳を下さなければならない。

王様に忠実すぎるのも困ったものだ。

「跡部、聞いてる？」

その声にハッとして俺は現実に引き戻された。

「なんだ」

「…なんだじゃない！自分から来といて！」

こいつ…速水Aは一言で言えば俺の気に入った女だ。

それに以上もまた以下もない。

最初、彼女に気に入った。と言ったのはただの気まぐれにすぎなかった。

ただ生徒代表の言葉でステージに上がって、バチリと目が合っただけ。

それだけだった。

彼女はそう言った瞬間クマが出来た眠たそうな目を見開いて驚いた。

そしてそのまま走り去っていったのだ。

何で彼女がそんなことをしたのか分からなくて唖然とした。

王様の俺を前にして逃げ出すか？普通、喜ぶことだろ。

体の奥底から湧き上がってきたのは笑いだった。

「ハァーッハッハッハッ！…おもしれぇじゃねぇの」

ひとしきり笑ったあとニヤリと口角を上げる。

俺の中で"アイツを堕とす"という課題が作り出されていた。

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急に過去編になったりすっごくごっちゃごちゃで作者もよくわかってないです。

毎度毎度読みづらくてすみません。

たくさんの評価お気に入りありがとうございます。