【文スト】こんな事になりました。パート２【自作コラボ】

愛が一つ ページ20

『これで貴方は俺を閉じ込めておくしかありませんね』


福『…元の世界に戻ったら、覚悟しておけよ…』


『おや、それは恐ろしい』


とか微塵も思ってないけど。


戻ったら何をされるのかな。


楽しみ。


『ご協力感謝します』


福沢さんから離れ、俺の福沢さんへ向かう。


福｢待て｣


『！』


全｢!?｣


福沢さんが俺を後ろから抱き締めた。


貴方、Aに片想いしてるのでしょう…。


完全な浮気ですよ、これ。


福｢ポイントを上げた方が、良いだろ…？｣ﾎﾞｿｯ


『！』


福沢さんは俺にだけ聞こえる声でそう言った。


なるほどねぇ、俺のためだと。


一理、あるかも。


福『…何度言えば貴様は理解するのだ…』


『!!』


全｢っ!!｣


殺気が駄々漏れの福沢さんに、腕を引かれ、胸にぶつかった。


福沢さんの胸筋…。


福沢さんに抱き着き、胸筋を堪能する。


幸せ…。


福沢さんはそんな俺の顔を自分の胸へと押し付けている。


福『貴様が手を出して良い人間では無い…』


福｢自分から殺気を受けても何ともならんが？｣


相変わらずバチバチしてる二人。


今回も俺が悪いんだけどね。


『ふふっ』


福『！』


全｢!!｣


福沢さんの首に腕を回し、自分の胸へ引き落とした。


ぎゅうぎゅうと胸に押し付ける。


福『…これで、私が許すとでも…』


『許しを得るためにしているのではありません。俺がしたくてしているんです』


福『……はぁ』


福沢さんは俺を抱き締めた。

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