【文スト】こんな事になりました。パート２【自作コラボ】

愛が一つ ページ19

｢超ラブラブですね｣


『…ふふっ、そうかい？』


｢なんか、どろどろしてます｣


福『なんと』


どろどろって、なに。


織｢独占欲と支配欲が混ざってる｣


｢そんな感じです｣


『でもまぁ、実際にあるからね』


｢レベルが違う｣


レベルとは何ぞや。


太｢凄いどろどろしてるのに神聖な感じは何なんだろ｣


全｢それな｣


それ高校の同級生達にも言われた。


｢見てて心が清らかになる｣


『どろどろしてんのにか？』


｢だからこそ謎なんです｣


あ、はい。


『…だけどまぁ』


『これほどカッコイイ旦那様が居たらしょうがないよね』


と、福沢さんの横に移動し、福沢さんの腕に抱き着いた。


｢福沢さん大好きなのに、こっちの福沢さんには微塵も反応しませんでしたよね｣


と、手でこの世界の福沢さんを示した。


『俺が好きなのは『俺の』福沢さんだけだからね。そちらの福沢さんまで好きになったらそれは浮気になってしまう』


｢なるほど｣


福『浮気してなかったのか…』


『…ふふっ、貴方が落ち込んでいる理由を聞いても？』


福『お前が浮気していたなら、お前を閉じ込めておく理由になるだろ』


全｢っ！｣


『…ふむ』


俺が浮気したら、閉じ込めてくれるのか…。


今までずっとやってくれなかったからなぁ…。


俺は福沢さんに近付き、


福｢…え｣


全｢!?｣


福沢さんに抱き着いた。


顔だけ後ろを向き、俺の福沢さんを見ると、俺の福沢さんは鋭い目で、


俺ではなく、福沢さんを睨んでいた。

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