【Dr.X】入院生活も案外悪くない

カルテ２６ ページ30

とりあえず、近くの公園のブランコに座ってみる


短い入院生活だったけど、体は鈍って言うことを聞いてくれない

ほんのちょっとしか走ってないのにこんなに息が切れるんだねぇ




ぼんやりと空を眺めながらゆっくりブランコをこぐ

あーなんかこんな風にしてると家出みたいだ、なーんて






『…ばっかみたーい』


何しょげてんだろ、私こんなやつだった？

気分を紛らわすために、あははと笑ってみたけど視界はどんどん霞んでいくばかり





『…っ、』


頬を伝った一雫を皮切りに、とめどなく涙が溢れてきた


正直、なんで自分が泣いてるのかイマイチわかってない

でも止まってくれないの
もう、ほんと嫌になる






ズルズルと鼻を鳴らしながらしゃくりあげる
こんなに泣いたのは何年ぶりだろう




冷たい風が濡れた頬を容赦なく冷やし、段々と体温が奪われていくのがわかった

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ちょっと今日は書き溜めておいたものを投稿することにしました─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

6000hit超えてたの気づいて嬉しくなって調子に乗りました←
なのでもしかしたら加筆・修正が入るかもしれませんが多めに見てくださるとありがたいです( ；∀；)

みなさんの評価、そして温かいコメントには私自身とても救われていますヽ(；▽；)ノ
本当にありがとう！！！

何かリクエストがあれば是非おっしゃってください！
本編に織り込むことはできないかもしれませんが、番外編・短編として書くくらいならできる…と思います多分←

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