無気力少女は過去に帰ることができたようで。

第１７６弾 ページ26

神｢聞きたいこと？

いいよ、何かな？｣









神はニコニコしながらオレに問う。





｢あのさ･･･｣





やべー、なんか恥ずかしくなってきた。




｢異世界の人間が、原作の人と結ばれてもいいのかな？｣






これを言ったオレは相当顔が赤いだろう。





ルイなんか笑いをこらえてる←






神｢何を今更。

いいに決まっているでしょう？｣






神は珍しく真面目に言った。




｢え？そうなの？｣









神｢当たり前だよ。

僕は君に居場所を与えたくてこの世界に君を送り込んだ。

原作の人と結ばれるってことは、[その人の隣]っていう居場所がより強固なものとして確立するだろう？｣









だから僕は賛成だよ♪と神は言った。





そうなのか･･･









｢神、ありがと｣






そう言うと、いえいえ♪と言って神は姿を消した。









ルイ｢我が主よ、主の想いはきっと叶いますよ｣







ルイもそう言うと匣に戻っていった。









とにかく今日は疲れた。





未来で戦った時の疲労が溜まっていたのだろう。









｢今日は満月、か。

疲労を癒すにはピッタリだな｣





オレはそれだけ言うと、風呂に入り、髪を乾かしてまたベットにダイブし、月の光を十分に浴びることができるところで眠りについた。









近いうちに想いを告げようと心に誓いながら─

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