第173弾 ページ23
Xanxusside──
ついさっき、いきなり映像が頭の中に流れ込んできた。
未来の俺たちが白蘭?とかいう男と戦っていた。
だが、俺がその映像の中で1番気になったのはアイツ・・・・Aの表情だった。
ずっと寂しそうで、泣きそうな顔をしていた。
必死に隠そうとしているのが目に見えてわかった。
未来の俺は何故そのことに気付いてやれなかった?
アイツは強く振る舞っていても、心の中ではずっと居場所を求めてる。
その証拠に、白蘭に『居場所はそこにない』と言われすごく動揺していた。
X「……そういうことか」
分かった、未来の俺がAの表情に気付かなかった理由。
・・・・過去のA自身を見ていなかったんだ。
そこまで整理がついたとき、誰かが俺の部屋をノックした。
誰かは見なくても分かる。
「A」
そう言って入ってきたのはAだった。
いつも通り椅子に座り何も言わないでいると、Aは俺に抱きついてきた。
内心とても驚いたが、顔には出さず、黙って受け止めて頭を撫でてやった。
コイツは頭を撫でてもらうのが好きだったからな・・・・
少しの間そうしていると、Aは少し赤面して俺から離れた。
X「どうした?」
聞いてはみるが、なんでもないと返された。
「……ただいま」
X「おう」
と答えてやるとAは笑顔になったあと、よっぽど嬉しかったのだろうか、今にも泣きそうな顔になった。
X「……ほかのカスどもには声かけたのか?」
「いや、まだだけど・・・」
X「行ってこい」
俺はそれだけ言うと目を閉じた。
アイツはカスどもに声をかけたあとまた戻ってくるだろう。
その時に思いっきり泣かせてやればいい。
泣いたあとの顔で、カスどもに会いに行かせると、アイツら総出で俺の部屋に乗り込んで来そうだからな。
そんなめんどくさいことはしたくねぇ。
なんだかんだでここの人間はお前を大切にしてるんだ。
・・・・A。
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1117(プロフ) - 滅茶苦茶面白かったです!黒バスも、作ってみてください!!!!! (2015年4月11日 22時) (レス) id: 9d5d9106e7 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがめ(プロフ) - 海龍さん» 頑張りますね!応援お願いしますm(*_ _)m (2014年7月1日 7時) (レス) id: d0499867ff (このIDを非表示/違反報告)
海龍(プロフ) - わーい!スク落ち楽しみにしてます (2014年7月1日 6時) (レス) id: b8f74d4d47 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがめ(プロフ) - ポポタンさん» やった、嬉しいです(*>`ω´<*) (2014年6月20日 22時) (レス) id: d0499867ff (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがめ(プロフ) - スピカさん» ありがとうございます! 未来編は難しかったので、結構グダグダになっちゃったイメージがあったのですが……印象的だったと言われるのはすごく嬉しいです♪ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))これからもよろしくお願いします♪ (2014年6月20日 22時) (レス) id: d0499867ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぜにがめ | 作成日時:2014年5月16日 7時