第172弾 ページ22
「Xanxusっ!」
オレがそう言って抱きつくと、Xanxusは何も言わずにオレを受け止め、頭を撫でてくれた。
少し落ち着いてくると、自分がしたことが恥ずかしくなってきて、Xanxusから身体を離した。
X「どうした?」
「ううん。……ただいま」
X「おう」
未来に行ってからずっと会いたかった。
向こうのXanxusはオレ自身を見てくれなかったから。
オレ自身を見てくれる、現在のXanxusに会いたかったんだ。
X「……ほかのカスどもには声かけたのか?」
不意にXanxusがそう聞いてきた。
「いや、まだだけど・・・」
X「行ってこい」
Xanxusはそれだけ言うと目を閉じた。
まるで『話はそれからだ』とでも言われた感じだ。
だからオレはXanxusの部屋を出て、談話室に向かった。
談話室には偶然にも全員がそれぞれ色んなことをしていた。
「みんな、ただいま!」
オレがそう言うと、みんな1度オレの方を見た。
ル「あら、Aちゃん!おかえりなさい♪」
ベ「姫ー!おかえり!!」
マ「ムム、ちょっとベル。
Aが困ってるじゃないか。
……おかえり、A」
ス「こっちに戻ってからすぐに来たのかぁ?」
「うん、みんなに会いたかったから」
『ただいま』って言うと『おかえり』って返ってくる。
それがたまらなく嬉しくて。
やっぱりオレの居場所はここなんだな、と思い知らされた・・・・
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1117(プロフ) - 滅茶苦茶面白かったです!黒バスも、作ってみてください!!!!! (2015年4月11日 22時) (レス) id: 9d5d9106e7 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがめ(プロフ) - 海龍さん» 頑張りますね!応援お願いしますm(*_ _)m (2014年7月1日 7時) (レス) id: d0499867ff (このIDを非表示/違反報告)
海龍(プロフ) - わーい!スク落ち楽しみにしてます (2014年7月1日 6時) (レス) id: b8f74d4d47 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがめ(プロフ) - ポポタンさん» やった、嬉しいです(*>`ω´<*) (2014年6月20日 22時) (レス) id: d0499867ff (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがめ(プロフ) - スピカさん» ありがとうございます! 未来編は難しかったので、結構グダグダになっちゃったイメージがあったのですが……印象的だったと言われるのはすごく嬉しいです♪ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))これからもよろしくお願いします♪ (2014年6月20日 22時) (レス) id: d0499867ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぜにがめ | 作成日時:2014年5月16日 7時