やらなきゃ死ぬは脅しだろ……? ページ10
「これが…アカデミーか、!」
「なぁにやってんだオビトー!!遅刻だぞー!!!」
「あっやべ」
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夕餉後明日の準備をしてから布団へ入る。
意識が覚醒し、目を開けるとまたオビトの精神世界にいた。
振り返ってみると此方に背中を向けているオビトを見つける。
隣に駆け寄りまた何故か来てしまったことを伝えると俺が呼んだからだと言う。
そんなこともできるのかと驚きながらも何故呼んだか聞くとアカデミーでの生活の仕方、印の組み方、交友関係を諸々軽くお浚いする為らしかった。
因みにオビトの記憶なしでも印の組み方はオタク知識として鮮明で且つ完璧に全部入っていたので余裕だ。
それにオビトが感心していたのでドヤ顔で全速力で印を組んで火遁!
まで言った所で先に爆風乱舞を真横に放たれてしまった。
「………え?」
え、印組んでた…?見えなかったんだけど、速すぎるじゃん……無理ゲーでは…?
唖然としていると印はこの速さで組まないと殺されるぞと言われるが…いや一般人にその速さは厳しいです!!
友人関係は原作で見た通りではなく少し変わっていた。
リンとカカシとの関係は相変わらずだが、アスマとも交友関係があるとは…。
「因みに、アスマとはどういった経緯で…?」
「実技で相手になってからだな。体躯が良くしっかりしていたから、軸を鍛えれば強くなると思い少し指導をしただけだ…」
「そ、それで今もその指導…とか?」
「してるな」
俺できないけど?そんな指導できるレベルなんてないけど?
「まってまってまってまって俺明日話し掛けられても吃る自信しかないって!!」
「そう言われてもな…俺が言ったことそのまま伝えてくれれば良いんだが。」
うーんと唸るオビトに必死にどうにかならないかと縋るも、成す術は無いと希望を打ち砕かれてしまった。
一応基礎体術は身体に覚えさせてあるからいざって時は大丈夫だと確証もない安心できない励ましの言葉を背中に受けつつ、泣きながらその世界から去ると俺の意識は暗転した。
お年寄りには優しくがモットー→←設定 詳細 ※捏造、自己解釈、強い幻覚
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作者名:二千。 | 作成日時:2020年11月20日 21時