善逸くんは私に弱い！

校則4 ページ5

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善逸目線



「うぇぇぇん！！
日直だからって仕事押し付けやがってぇえ！！
あの教師最悪だよ！！最低だよ！！
もうみんな帰っちゃったよ〜炭治郎〜伊之助〜Aちゃ〜ん一緒に帰りたかったよぉぉ！！」






放課後になり先生に日誌を渡しに行くと

「ちょうど良かったちょっとこのプリントまとめといてくれる？」
といって大量のプリントを渡された



ちょうど良くねぇよ！？
ちょっとでもねぇ！！


泣きながらも作業を進めているといつの間にかみんな帰ってるし……


少しぐらい手伝ってくれても良くない！？



手元にはまだまだ積み重ねられたプリントの山





「もうむりぃぃぃい！！！」

『なにしてるの？』




あぁ、ついに幻聴まで聞こえてきてしまった


天使の声……え？俺死ぬの？



いつの間にか前の席にはAちゃんが後ろ向きに座っていて

プリントの山を見ていた



「Aちゃん！？！？
え？え？なんでいるの！？
もしてして俺の事待っててくれたの！？
ぎゃーー！！嬉しい！！俺のこと好きなんじゃん！！結婚しよ！？！？」

『うるさい』




抱きつこうとすると、
片手で顔を押された

あ、Aちゃんの手が……
俺の顔に当たっているぅぅぅ……





「え…Aちゃん？」

『さっきまで煉獄先生のお手伝いしてたの』

「え、あ、そうなんだ」




プリントを手に取りまとめ始めたAちゃん

驚いて顔を見つめていると
目が合ってAちゃんは首を傾げた


あ、可愛い




『はやくかえろうよ』

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