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それから居座る左馬刻の膝の上にAはちょこんと座っていた



「…店長からメール」



キャバクラの店長からのメールはAが必要だ、戻ってきて欲しいという内容だった。

それを見て左馬刻はため息をついた




「もうこの際キャバやめろ」


「でもキャバがいんですよねぇ…」


「なんでそんなこだわんだよ」






「お母さんと同じ仕事だと少し安心するんです、記憶の隅にいるお母さんはこうゆう世界で生きてたんだなぁって思って」









それに儲かるし、と付け加えるA









「結局は金かよ」






「キャバ儲かりますよ」







「だろうな」









だが左馬刻は許そうとしなかった








「私浮気しませんよ」









そこは左馬刻はあまり心配していなかった









「あ?んなことわかってるに決まってんだろ。あー…あれだ、その。出禁になっちまってな、前みたいに店には行けねぇから…」








左馬刻は頭を掻きながらAから視線を逸らしそう言った









「え、何したんですか」






「カッとなって蒼の胸ぐら掴んじまった」






「後で謝ってくださいよ」







「わーってる」









面倒くさそうにそう言う左馬刻









「…でもすみません、私ここにまた戻ります」





「もう好きにしろ」





「怒ってます?」







「怒ってねーよ」





「ほんとですか?」






「本当だバカ、俺様は店に行かずともAを独り占めできるし。文句は言わねぇよ」








左馬刻はAにキスをする









「こっちの方がゆっくり出来ますもんね」









Aは左馬刻に完全に体重を預けながら店長に返信を打った







左馬刻は後ろからAを抱きしめる









「…でもよ、嫉妬はする」





「…!」








Aは耳元でそう言われ、メールを打つ手が固まった









「おい、止まってんぞ?」








後ろを向かずともAは左馬刻が笑っているのがわかった





だがAは振り返りニヤニヤしている左馬刻の方を向く








「?んだよ」






「私、左馬刻さんが1番…なので」








嫉妬するな、と言うのも可笑しいと思ったAは言葉に詰まって視線を下に向ける






だが左馬刻が何も言わないのでAは不思議に思い左馬刻の方を見ると左馬刻は顔を赤くしていた








「急にんなこと言うんじゃねぇ!」





「キレないでくださいよ」









Aは気がつくと笑っていた

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れれみ(プロフ) - 五月雨さん» 一気読みしてくださったんですか…!赤面されるの好きなんですよwこれはもう完全に私の趣味ですwこれからも頑張っていこうと思ってますのでよろしくお願いします! (2019年7月30日 23時) (レス) id: c7f8da3621 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨 - 一気読みしました! 不器用だけど、時々赤面する左馬刻様が尊かったです……!! これからの活動頑張ってください^^ (2019年7月30日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れれみ | 作成日時:2019年6月30日 13時

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