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「どうですか?」








試着室のカーテンを開け、ハイネックのドレスを着たAが出てきた








(コイツ、やっぱデケェな)








谷間が見えないからセーフだと思っていたAの胸はハイネックだからかより強調されてしまっているようにも見えた









「似合ってますよ、Aさん」







「ほんとですか?」









するとAは自分の姿を鏡で見てから振り返った








「左馬刻さん、どうですか?これ可愛いですか?」









Aが左馬刻の前に立ち、首を傾げて聞くと左馬刻は顔を背けた







(あれ…あんまりだった?)







Aは内心心配になりながらも左馬刻を見ていた









「…可愛んじゃねぇの?」









左馬刻がポツリとそう言うとAは目を丸くし、顔を赤くした









「そ、そうですか。」






「どうされますか?」




「これ買います」





「わかりました、ありがとうございます」







着替えるために試着室に戻っていくA




店員は左馬刻を見ると微笑んだ








(彼氏さん顔すごく真っ赤)





(っ…可愛いとか言ったのいつぶりだよ)









左馬刻はドレス姿のAの笑顔を思い出し、再び顔を赤くしていた


.☆.。.:.+*:゚+。 .゚・*..☆.。.:*



「左馬刻さん?」







「んだよ」







Aが試着室から出てお店を出ると左馬刻がこのお店の袋を持って立っていた








「ほらよ」







その袋を左馬刻が渡すと中にはさっきのドレスが入っていた








「だから、さっきドレスだけ持ってかれたのか」







Aは着替え中にドレスだけ店員に持っていかれたのを思い出した








「お金返します」








そう言って財布を取り出す







「いらねぇよ」


「いや、私自分のお客さんにドレスを買って貰うのは…」









左馬刻は客という言葉に反応した









「左馬刻さん?」









黙る左馬刻にAは首を傾げる









「…テメェ、俺様を客扱いしてんじゃねぇぞ」







「っ」









そう左馬刻に言われAは、ビクついた





Aは左馬刻が怖くて何も言えず歩いていく左馬刻を、追いかけることしかできなかった

10→←8


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れれみ(プロフ) - 五月雨さん» 一気読みしてくださったんですか…!赤面されるの好きなんですよwこれはもう完全に私の趣味ですwこれからも頑張っていこうと思ってますのでよろしくお願いします! (2019年7月30日 23時) (レス) id: c7f8da3621 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨 - 一気読みしました! 不器用だけど、時々赤面する左馬刻様が尊かったです……!! これからの活動頑張ってください^^ (2019年7月30日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れれみ | 作成日時:2019年6月30日 13時

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