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学校の七不思議ってやっぱ夜に見れるのかな ページ4

・・





夜蛾「お前……っ、何者だ?」




『そんなことどーでもよくない?』





床に散らばった呪骸を優しく撫でながら、Aは首を回す。


ゴキゴキゴキっと響く音がどこか不気味だ。






『断ればおたくのかわいー生徒さんたち皆殺しにするよ、って言ってんの。わかる?あなたの回答はYESかはいしかないんだよ』




夜蛾「皆殺し…か。そんなことが叶うとでも?」




『知らない。少なくともあなたは殺せるみたい』





深夜の高専の教室で、夜蛾の上に座った彼女は静かに笑った。






『尤も、皆殺しにするつもりなんてないけどね。上の指示に従うだけだし?2級以下のしょっぼい少年少女たちは残してあげる』




夜蛾「現実が見えていないようだな。近接してもなお、呪力の感じ取れないお前に何ができると思っている?2級以下だろうが指一本触れられないだろう」



『だーかーらー』



夜蛾「ぐっ……………」





Aの声に合わせて夜蛾が呻く。








『現実が見えてないのはどっちかな?』









右手に持った呪具を躊躇なく夜蛾の足に突き刺した彼女は少し悲しそうに眉を下げる。


禍々しいオーラを放つそれは、足の上で嬉しそうに脈打っている。






夜蛾「なんだっ、…………これはっ」






身じろぎ一つ許されない状況でありながら、自分の体に怒っている異変には気づいたらしい。



夜蛾の額には青筋が浮かんでいる。








『答えてやる義理もなければ、助けてやる義理もない』





Aは夜蛾の腹の上から降りるとまた首をゴキゴキと鳴らした。







足から呪具を抜こうと必死になっているその姿を横目に教室の出口へと向かう。


 








『じゃあ交渉は決裂ってことで。まぁむしろ成立かな?可愛い生徒さんはお望み通りの末路を辿らせてあげるね』





バイバーイ









その声と同時に振られた手が視界から消える前に、






夜蛾は気付けば声を出していた。

早寝早起き朝ごはんって意外と大事→←数学の先生ってなんであんなに授業中に子守唄歌うのかな



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雪玻(プロフ) - モドレイグさん» はい! (2021年2月7日 23時) (レス) id: b85b583475 (このIDを非表示/違反報告)
モドレイグ(プロフ) - 雪玻さん» コメントありがとうございます( ; ; )これからも好きと言ってもらえるように頑張ります!末永くお付き合いください(*´∇`*) (2021年2月2日 8時) (レス) id: 797d2622a3 (このIDを非表示/違反報告)
雪玻(プロフ) - この話めっちゃ好きです!頑張ってください(*^^*) (2021年2月2日 1時) (レス) id: b85b583475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マッテリア | 作成日時:2021年1月29日 23時

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