ビフォーアフターっていつのまにか番組終了してたよね ページ22
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才能のある人や元が良い人のことをよく原石だと言う。
ならば先生はまさに原石だろう。
正直、別人だ。
硝子「んー、スカートこっちかな?」
夏油「いや、いいんじゃないかい?動きやすい方が先生に向いてそうだ」
『うーん、でもこのズボン?の方が硝子「先生それパジャマだから」
残念ながら才能の方は相変わらずからっきしだが。
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『えー、私あんまり化粧好きじゃないんだけど』
硝子「ていうかやったことあるの?」
買った化粧道具を渡せば、硝子曰く「実写版福笑い」になった。
適切な表現だろう。
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『髪切る必要ある?』
硝子「なんか髪型だけ浮くから。そんな変なわけじゃないけど」
崇徳院「わしが此奴の床屋代わりじゃからの」
夏油/硝子「「やっぱり」」
『どういう意味かは聞かないわ』
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硝子「んあ゛ー、疲れた」
『色々ありがとう』
時刻は気づけば18時を回っていた。
流石に持って帰れないと、本や食材は郵送していたみたいで荷物は明日に必要なものだけだ。
それ以外にも何セットか服を選んだが、お節介ではないだろう。
崇徳院「なんかテレビ番組を見ている気分じゃったのぅ」
硝子「劇的!ビフォーアフターみたいなやつ?」
夏油「確かに。番組が一つ作れそうな変貌っぷりだったね」
これは、明日の悟の反応が楽しみだ。
驚くだろうか。
驚くだろうな。
硝子「明日10時集合だよね?じゃあ8時には来てね」
『よろしくお願いします』
どうやら2時間前からメイクを施すらしい。
服や髪型が完璧でも実写版福笑いでは話にならない。
先生は変に律儀なところがあるので、きっといつものノーメイクの方が幾分もましだ、という結果になるだろう。
しかし、あの硝子が休日の時間を潰してまで先生に付き合うのか。
休日はあまり邪魔されたくないタイプだと聞いたことがある。
よほど先生のことを気に入ったらしい。
あぁ、今日を含めれば私だって人のことを言えないな。
なんとも変な感覚だ。
自分の命を狙っている呪詛師の服を選ぶ?
そんな経験をしたことがある人は少ないだろう。
『お礼は…今日は遅いからまた今度ね』
硝子「服で返してこないでね」
夏油「私もそれは遠慮したいかな」
そのつもりだったのか、先生はちょっと困った顔をした。
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←センスは磨くものだけど元々ない人はどうすればいいんだろうね
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雪玻(プロフ) - モドレイグさん» はい! (2021年2月7日 23時) (レス) id: b85b583475 (このIDを非表示/違反報告)
モドレイグ(プロフ) - 雪玻さん» コメントありがとうございます( ; ; )これからも好きと言ってもらえるように頑張ります!末永くお付き合いください(*´∇`*) (2021年2月2日 8時) (レス) id: 797d2622a3 (このIDを非表示/違反報告)
雪玻(プロフ) - この話めっちゃ好きです!頑張ってください(*^^*) (2021年2月2日 1時) (レス) id: b85b583475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マッテリア | 作成日時:2021年1月29日 23時