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何事も準備してる時が一番楽しいもんだよね ページ20

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崇徳院「くふふ、あの五条、とか言ったか?白いのは大胆じゃのう」




『…ねー』




崇徳院「どうした?」




『いやぁ、ね?』






家路を辿りながらAは、側からみればぶつぶつと独り言を唱える変人に成り果てていた。


そんなことを彼女はもちろん気にしないが、周りの人は確実に距離を取りながら歩いている。









『ほんっと面白くなりそうだよね』




あははっ、と大きな笑い声が思わず漏れる。

周囲の人の歩速が明らかに早まっているのを横目にAは続けた。






『あんな状況でデート誘われたの初めてだよ』





崇徳院「確かにムードも何もなかったが、お主は断らなかった。策士じゃな」




『…早く帰りたかったのもあるけど、あの状況で疲れ癒してあげるって言われたら、おばさんは胸キュンするわ』






流石、女たらし。

そう呟くと、また乾いた笑を漏らした。







崇徳院「デートは日曜日の予定じゃな」




『何?急に』





ふむふむ、と崇徳院がスマホを弄り始める。


歩きスマホが気に食わなかったのかAは崇徳院を脇に抱えて歩き始めた。







崇徳院「よかったのぅA!2人ともOKらしいぞ」




『え、何?嫌な予感しかしないんだけど…』




崇徳院「白いのとのデートがショッピングならまだ見逃したんじゃが、行くのは遊園地じゃからの」






ちなみに、五条がデート先に指定したのは某ネズミーランドである。


ベタすぎる指定に夏油が笑ったことは言うまでもない。







崇徳院「お主、クローゼットにある服は何枚じゃ?」





『3枚』




崇徳院「そうじゃな。一枚はホストに行くときにきた趣味の悪いドレス、一枚は学校に行くとき二日間連続で着た趣味の悪いワンピース、もう一枚は普段使いなんてもってのほかの崇徳家当主が着る和装束じゃ。



…お主、何を着てデートに行くつもりじゃ?」






訝しむように見上げる崇徳院をAは不思議そうに見つめる。



その視線に崇徳院は嫌な予感がした。






『何ってワンピー崇徳院「論外じゃ!!!!!」








崇徳院「論外じゃ…」





『なんで2回言ったの?』






崇徳院「お主が相当の阿呆だからじゃ!!よいか?二日間同じ服を男に見せる時点で論外じゃというのに、それをデートでも着るなどあり得ん!!」





『え、やだよ』







崇徳院「幸い明日は土曜。1日余裕がある」






明日はショッピングじゃ!


崇徳院は高らかに宣言した。

センスは磨くものだけど元々ない人はどうすればいいんだろうね→←たけのこときのこなら断然たけのこだよね



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雪玻(プロフ) - モドレイグさん» はい! (2021年2月7日 23時) (レス) id: b85b583475 (このIDを非表示/違反報告)
モドレイグ(プロフ) - 雪玻さん» コメントありがとうございます( ; ; )これからも好きと言ってもらえるように頑張ります!末永くお付き合いください(*´∇`*) (2021年2月2日 8時) (レス) id: 797d2622a3 (このIDを非表示/違反報告)
雪玻(プロフ) - この話めっちゃ好きです!頑張ってください(*^^*) (2021年2月2日 1時) (レス) id: b85b583475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マッテリア | 作成日時:2021年1月29日 23時

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