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どこ行っちまったんだよ…! ページ46




「おっおい…あの姉ちゃんたち、いねぇぞ?」

やっぱりか…。窓を開けたとき感じた違和感はこれだ。


さっきまでジャックザリッパーがいた辺りに3人はいない。

「…メガネ…。後ろ…見ろよ…」


3人が何処に行ったか考えている途中、呆然とした諸星君の声が聞こえた。
思わずばっと振り向いたがそこには何もない。

いや、何も無いのが問題なんだ…!


「乗客…は…?」

「みんないないのか!?」

どういうことだ…?




くそくそくそっ!

「おいメガネ!どうすんだよ!」

「まずはAたちがどこ行ったか探さねぇと…!」

「わっ分かった!」


一瞬で俺ら以外誰もいなくなった部屋から、取り敢えず先頭を目指して廊下を駆け抜ける
1号室エリアを抜けて、さらにスタッフルームを抜けても誰も見当たらない…
最後のドアを開けるとその先にはもう機関室しかなかった

「いねぇ…。この先はもう機関室しかねぇぞ」

諸星君の声は聞こえているがそれには答えないで、目の前の梯子に飛び移る
屋根の上を走るとやはりその先は機関室だったが、

「…っ!運転手がいない!?とにかく列車を止めよう!」

「あっああ!」


飛び降りて列車を止めようとするも不自然なことだらけだ


「ブレーキが壊されてる!」

それに石炭も最大まで燃やされ、最早止めるのは不可能だ…


「どんどん加速してる…!」

「おい、あの姉ちゃんたち探さないとやばいんじゃないのか!?」


くそっ!どこに行ったんだA!蘭!


…待てよ…もしかしたら


「あっおい!」

欄干によじ登って上へ向かう俺を後から追いかけてきた諸星君が手伝ってくれる

あと、探していない場所といったらあそこくらいしか…


「いた!」


列車の屋根の後列の方に人影が見える
走って近くまで行くとロープにつながれて倒れているAが見えた

くそっ…やっぱり捕まっていたのか…!

でも蘭がいねぇ…


「A姉ちゃーーん!!」

「来ないで!!」

ジャックザリッパーの前に来ると奴は持っていたロープを放った

「このお嬢さんとはロープで繋がっている。俺が落ちたら彼女も一緒に落ちるというわけだ」


そういって奴は腰から短刀引き抜いて構える。
ギラリと光るその刃を俺は睨みつけた


「さあ、どう戦う?」

「くっそ…!」




奴の望み→←勝手に突っ走んな!このバカ!



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ルカ - 最後までもう少しです。更新頑張ってください! (2017年7月29日 22時) (レス) id: 71abb433c8 (このIDを非表示/違反報告)
ニカ姫 - part1から見てますやっぱり最高続き見たい (2017年2月22日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
honeymilk(プロフ) - プリンさん» 応援ありがとうございます 最近他の小説やテスト勉強なんかで更新できてませんでした… 頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2016年5月15日 20時) (レス) id: a6f73d98f1 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - 続き書いてください! (2016年5月14日 20時) (レス) id: ce4b07547a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:honeymilk | 作成日時:2016年4月5日 1時

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