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何事にも失敗はつきもの(主的窮地に追い込まれると火事場の馬鹿力でこんなに上手くかける) ページ5

土方さんが医者を呼んで
呼吸音が変だということを伝えた。
医者はこう言った。
「肺炎になりかけてます。休ませてあげてください」
あぁ。
一人にしてしまったことを後悔した。
もう。離れない。
今日は、付きっきりだ。
大丈夫。近くにいるよ。
そう言うようにそっと頭を撫でた。
ゼェゼェと辛そうに息をして
ハァハァと熱い息を繰り返し出している。
貴「恋人…失格だなぁ」
そうつぶやく。
相手の気持ちにすら気付けず
傷つけてしまった。
ごめんね。謝っても足りないくらいに。
つぎは、どんなかおであえばいいのかな?
沖「あ…ねう…え…」
ミツバさんの夢を見ているのかな。
でも、その夢は彼にとって安らぎであり
辛いものでもある。
貴「こんな立て続けに体調崩してたら
そりゃ肺炎にもなりかけるよね…」
免疫力が下がっていたのだ。
治りかけとはいえ無理矢理にでも寝かせておくべきだった。
沖「A…」
私の名前を呼ぶ彼。
貴「ん……いるよ……」
沖「A…いた…」
赤い瞳がこっちを見据えている。
熱で潤んだ瞳はとても熱が高く辛いことを物語っている。
貴「総悟…」
沖「…熱…………」
貴「…そうだよね」
沖「ね……いか…ないで?」
貴「大丈夫。いかないよ」
多分、さっきみたいに離れていくと思っている。
それを思わせてしまったのは私だが。
かなり弱っているのか、素の総悟?がでたのか。
貴「寝ないの…?」
沖「ん…寝ない…」
貴「辛くない?」
沖「A…と…いたい…から…」
貴「そ…か」
やっぱり総悟はまだ子供だ。
いくら強いとはいえ
やっぱり本質は子供だ。
総悟の瞼がとろんしている。
やっぱり眠いんだろう。
昨日は夜急に熱が上がって寝れずに終わっていたからそりゃそうだが。
貴「どこも行かないから…おやすみ?」
チュッ
沖「ぁ…」
総悟は寝た。
うん。実は自分からは珍しい。
でも、それほど私は総悟を好いているんだろう。
自分でもびっくりするくらいに。
貴「ここに…いるからね?」
ここに来た頃とは大違いだな。
来た頃の私は思ってもみなかったんだろうな。
ドSと付き合うことになるなんて。
こんなに…心配しちゃうなんて。

また…明日。

いつもの日々?→←ホンネ(貴方side)



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インク(プロフ) - 霊夢どうふさん» コメントありがとうございます!なんかゲームでクリア出来ないものがある→別の日にやる→あ、クリア出来た。ってなるんですよね。そして新撰組の乙女ゲー…。うん。情報ありがとうございます。 (2018年1月26日 18時) (レス) id: 2ca11f0d25 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ - 薄桜鬼(はくおうき)は新選組の乙女ゲーム…?ですかね。小説面白かったですよ。 (2018年1月26日 0時) (レス) id: 8add41b466 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ - 分かります!土方さんめっちゃ使いずらいですよね!というかまずサブちゃんつおい。いや私が下手なだけか?更新頑張って下さい! (2018年1月26日 0時) (レス) id: 8add41b466 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:インク | 作成日時:2018年1月18日 21時

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