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嫌いな栗毛 沖田side ページ6

ついついあいつの事が気になって付いてきてしまった。見たくないものはあったが。
旦那に抱きつくA。
でもそのまま帰るのも嫌で覗き&盗み聞きしていた。
そのうちアイツがこっちに向かってくる。帰るのか?
貴「この、ストーカー上司ィィィィィィ!」
勢いよく扉が開いたと思えば蹴りあげられて
沖「!?」
なんとか着地した。が。
沖「……ッ」
足に体重がかかったのか痛みが走る。
貴「帰れよ」
怒らせてしまった。仕方ないので帰ることにした。
歩いていると少しづつ足が痛んでくる。
そのうち歩けないほどの痛みになり座り込んでいた。
沖「どうしよう…かねェ」
土方には会いたくないし
山崎は仕事だし
Aはさっき怒らせてしまった。
沖「…立てねェ」
立とうとしても鋭い痛みでまた座る。
その繰り返しだ。
座っていても痛みだしてきて
ちょっと顔を歪めていたら
貴「隊長?なにやってるんですか?」
アイツの声が聞こえる。
心配をかけたくなくて目をそらしながら話す。
沖「…別に」
早く帰ってほしい。そう思っていた。
貴「何も無いならなんでそんな顔で座り込んでんですか。なんですか新手の変態ですか?」
やっぱ、怒ってる。
沖「ちげェよ」
とりあえず否定はしておく
貴「じゃあなんなんですか」
沖「…サボり」
いつもしてる事だ。これで切り抜けられる。と思っていたら
貴「じゃあ、なんで目を合わそうとしないんですか?」
痛いところを付かれた。
答えられずにいると
貴「ほんとは」
貴「我慢、してるんでしょう?」
見透かされたような気分だ。
しゃがんでこっちを見ているそいつの瞳は
俺のすべてを知っているような瞳だった。
これ以上見透かされたくないと思ってでた言葉は
沖「お前の…せいだろィ」
一番最悪な言葉だった。
貴「は?」
…そうなるよな
沖「お前が蹴っ飛ばすからだろィ」
でも言葉は止まらない
貴「あれはアンタが…やった事でしょ?」
聞いたこともない低い声が聞こえた。
やっぱ、怒ってんだなぁ。って思っていたら
貴「……ッ!ごめんなさい!」
謝られた。その時ちらりと見えた顔は
すごく、すごく悲しそうな顔で
何も言えずにその日は終わった。
おぶられていた時も悲しそうなアイツの顔が
脳裏に蘇る。ちなみに今は布団だ。
痛みはとれた。
でも、胸は痛んでいた。
アイツの悲しい顔を思い出す度に「チクリ」と。
沖「今、アイツは何考えてるんだろうねィ…」
気になって、しょうがなかった。

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インク(プロフ) - 愛音さん» あ、あ、ありがとうございまああああす!私なんて文才ないですよ!愛音さんの方がありますよ絶対!愛音さんのほうも更新がんばってくださいね!私も読みますからね! (2018年1月9日 0時) (レス) id: 2ca11f0d25 (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - こんばんは!私の小説にコメント頂けて嬉しかったです。この小説、一気読みしちゃいました。文才あって羨ましいです。ぜひ更新頑張って下さい!! (2018年1月8日 20時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:インク | 作成日時:2017年12月22日 22時

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