検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:11,243 hit

大嫌いな栗毛 ページ5

隊長を蹴り飛ばした後、私は万事屋でゆったりして
帰る途中なのだが…
貴「えーっと」
目をこすってもう一度見る。
貴「…」
貴「…え?」
こんなに困惑しているのは
あの『隊長』がちょっと辛そうな顔で座り込んでいたからだ。
貴「何やってんだ…?」
サボりか?とか思いつつ近づいていく。
貴「隊長?何やってるんですか?」
視線を合わせずに隊長は答える。
沖「別に…」
貴「何も無いならなんでそんな顔で座り込んでんですか。なんですか新手の変態ですか?」
沖「ちげェよ」
貴「じゃあなんなんですか」
沖「…サボり」
貴「…」
見苦しい言い訳だな、と思いつつ話す。
嫌いなやつとはいえ上司だから。
貴「じゃあ、なんで目を合わそうとしないんですか?」
気になっていた。いつも私のことを見ていた赤い瞳は今は別の方向を見ているから。
沖「…」
無視かよ!と心の中で突っ込んでみる。
貴「ほんとは」
貴「我慢、してるんでしょう?」
それは本音だ。しゃがんで視線を合わせると
かなり辛そうな顔をしていたから。
沖「お前の…せいだろィ」
いきなりの復活はやめてほしい。思わず
貴「は?」
って聞き返してしまった。
沖「お前が蹴っ飛ばすからだろィ」
貴「あれはアンタが…やった事でしょ?」
自分でもあまり出すことのない低い声で言ってしまった。なぜか酷く悲しくなった。
貴「……ッ!ごめんなさい!」
思わず謝っていた。
隊長は辛そうな顔をずっとしていた。
その日は隊長をおぶって屯所に帰って
疲れきってそのまま寝た。

嫌いな栗毛 沖田side→←大好きな天然パーマ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 展開早い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

インク(プロフ) - 愛音さん» あ、あ、ありがとうございまああああす!私なんて文才ないですよ!愛音さんの方がありますよ絶対!愛音さんのほうも更新がんばってくださいね!私も読みますからね! (2018年1月9日 0時) (レス) id: 2ca11f0d25 (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - こんばんは!私の小説にコメント頂けて嬉しかったです。この小説、一気読みしちゃいました。文才あって羨ましいです。ぜひ更新頑張って下さい!! (2018年1月8日 20時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:インク | 作成日時:2017年12月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。