外の世界 ページ9
『ここが……外の世界……。』
あのあと逃げきった私達は
船に乗りエーテルパラダイスを後にした。そして今、アーカラ島に到着したところだった。
「ロサブラ……大丈夫か?」
『ふふっ、えぇ。大丈夫よ(ニコ)スリルがあって楽しかったかも。』
「なっ………///そ、そうか。よかった。」
『?……あぁ、そうだ。これからどうするの?とりあえず……夜は?』
「今日はポケモンセンターへ泊まる。あとはそれから考えよう。」
『わかった。』
そして今夜は
カンタイシティのポケモンセンターへ泊まることになった。
でも、ここで問題が請じる。
ジョーイさん「ごめんなさい、お部屋………1つしか空いてなくて。」
「『え……』」
へ、部屋が1つ……。
それはグラジオと二人きり。
さっすがに無理だ。
グラジオだって嫌だろうし。
私もこればっかりは。
「……ハァ、仕方ないか。構わない、よろしく頼む。」
『………え?』
嘘でしょ。何故………。
さすがに……ねぇ。
今まで、ずっと1人だったし。
そんな!こんなことあっては駄目!
「では、106号室です。使ってください(ニコ)」
グラジオは部屋の鍵を受け取り歩き出す。
『ちょ、グラジオ。野宿でも良いのよ……?自然の中で寝てみたいなんて、思ったりしてたの。』
「外は駄目だ。見つかったらどうする。お前のその髪の色、珍しいからすぐ見つかるぞ。」
『え……あ、そう…よね…ハハッ……(泣)』
駄目…………駄目よ
これじゃあ
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ベッド1人で使えないじゃない!?
さすがに、私がベッドで寝るなんて言えないもの!
最近は実験でついてしまった
体の傷が痛んでしまったり
落ち着いた環境で寝ないと酷い夢を見てしまったりと、ベッドでしか寝られない体になってしまったの。
椅子に座っていて
少し眠気に襲われ、机で寝てしまった時、体の痛みと悪夢でその後何時間か寝られなかったことがあった。
それほど私にはあの実験が苦痛だったということかしら。
この喋り方だって、無理やり教えられたのだから。
語尾には「よ・わ」これをつけろと叩き込まれたの。
もう…………体も限界だったのね。
「ロサブラ?大丈夫か。」
『あ、えぇごめんなさい。入りましょう。』
気が付くと部屋の前。
グラジオに気を使わせないよう
気をつけなくちゃ。
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流南涙 - 月海。さん» ルザミーネさん推しのお方でしたらすみません!!!きちんと元に戻りますのでっ! (2018年1月3日 11時) (レス) id: 5d4c5d6413 (このIDを非表示/違反報告)
月海。 - おおう。ルザミーネさん悪役か。何があったらあんな中毒みたいにウルトラビーストに執着するんだろ… (2018年1月1日 4時) (レス) id: b2d559d9e7 (このIDを非表示/違反報告)
流南涙 - 黒猫さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年11月26日 8時) (レス) id: 13e460814b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます!ロサブラちゃん頑張ってー! (2017年11月25日 23時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流南涙 | 作成日時:2017年11月18日 22時