_Woozi ページ4
暖かい日が私を包み、穏やかな先生の口調、食後の眠気が全て揃い私を夢の世界へ誘う。
夢の中では高いお肉が食べ放題であり、お肉だけでお腹を満たすか、はたまたお肉と一緒にご飯も迎え入れてしまうかをジス先輩と相談していた。
「食べちゃう?でもせっかく良いお肉ならそのお肉だけでお腹を満たしたくない?」
『でも美味しいお肉とご飯を一緒に食べる幸せを味わいたくないですか?』
そんなこと言ってたら何故かミンギュがいい感じにお肉を焼いていて。私のお皿にテラテラと油を光らせた熱々のお肉が置かれる。
まずはお肉から食べるべきだよね、そこからご飯を食べるかどうか考えれば良いよね。
それでは!
「おい、プリント交換するから起きろ」
『いただきまぁす……ん?焼肉?』
「は?焼肉?」
私の焼肉は隣の席の色白低身長、塩系(友人情報)男子のイ・ジフンくんに代わっていた。
「いいからプリント交換して。お互い採点したら返すらしいから。」
怪訝な顔のイ・ジフンくんは状況を読み込めてない私からプリントをとり、自分のプリントを私の元へ艶やかなトレードを披露。天晴れである。
寝ていた私のプリントに答えなんか書いてるはずもなく、怒りからか肩を震わせながら採点する彼に申し訳なくなりつつも私も彼のプリントを採点した。
『イくん、君は天才だね。やばいよ、満点じゃなかったけど。』
「お前、なんでこの化学式がギアラになるんだよ。化学で肉を作るんじゃねえ。
あと言い方が腹立つからやめろ。」
『花丸描いてあげるね。ところでイくんは焼肉でご飯を頼む派?肉だけでお腹を満たす派?』
「満点じゃないのに花丸を描くな。無駄に絵が上手いのやめろ。
……お前お腹空いてんの?さっき昼休みだったよな?」
『私、夢の中で焼肉を食べる寸前だったのに焼肉からイくんに代わってしまったから……』
「はあ?」
眉間に皺が寄ると将来困るのではないだろうか。言わないけど。
「採点終わったペアは、お互い間違えたところを教え合ってくださいねー」
オモオモ、また眉間の皺が深まってしまった。
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肉(プロフ) - 聖華さん» そう言っていただけると凄く嬉しいです!!😭ありがとうございます! (2022年6月6日 1時) (レス) id: 4f0fae9c9a (このIDを非表示/違反報告)
聖華(プロフ) - 全てが好みどストライクです!更新楽しみにしてます😊 (2022年4月29日 18時) (レス) @page26 id: c11f64ba0f (このIDを非表示/違反報告)
W_I_M3(プロフ) - じょんぶりさん» そう言っていただけてとっても嬉しいです!ありがとうございます!ゆっくりですが沢山更新していきたいと思うので是非お付き合いください! (2022年3月15日 2時) (レス) id: 3fbdb1b099 (このIDを非表示/違反報告)
W_I_M3(プロフ) - ねこさん» 読んでくださりありがとうございます。優しいお言葉もありがとうございます、とても励みになります!マンネズやクチルズも少しずつ書いていくのでお付き合いください〜! (2022年3月15日 2時) (レス) id: 3fbdb1b099 (このIDを非表示/違反報告)
じょんぶり(プロフ) - 久々にこんなに私好みな作品見つけました!!!!これからの更新も心待ちにしてます! (2022年3月15日 0時) (レス) id: 103cdda4ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:肉 | 作成日時:2022年3月11日 23時