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彼の名はホン・ジスといい、私の一個上の先輩であった。
持ち前のイケメン面からジェントルマンらしさを見出された彼はいつの間にかジェントルマンにならざるを得ないような感覚に陥ったらしく、今日も告白というラブアタックを受けて疲れ果てていたらしい。(伝聞)

いつもなら彼も友達の元へ戻るのだが今日はなんとなく戻れる気になれず、散策していたところこの裏庭を見つけたらしい。(伝聞)

「Aちゃんは1年生なんだね。もう学校には慣れたの?」

お互いポツポツ自己紹介をして彼はいつのまにか私の隣に座り、世間話をする流れになってしまった。

『ぼちぼち慣れました。
ホン先輩、そのクッキーは私のなんですけど。』

「フフ、それは良かった。あと、Aちゃんに友達がいたことも安心したよ。」

『ありがとうございます。余計なお世話ですけど。
というかその唐揚げは私のなんですけど。』

さっきから優しい笑顔で優しい言葉をかけながら私の食糧を鮮やかに獲っていく彼はもしかしたらサイコパスなのかもしれない。
彼は本当にジェントルマンなのだろうか。
ミステリアスな方がモテるとはこういうことをいうのだろうか。
謎は深まるばかり、私のご飯は減るばかりである。

「僕のことはジスって呼んで。ホン先輩じゃなんか堅苦しくない?
こうやって一緒にご飯を食べる仲なんだしもっと気楽に話して。僕はアメリカ育ちだから上下関係とか堅苦しいのは苦手なんだ。」

ご飯を一方的に食べられ、何故か謎の友情を育んでしまった。顔が良いからといって人のご飯を奪うのはいかがなものだろう。

結局ジス先輩と呼ぶことになり、彼はこの時から週1のぼっち飯日の仲間になり、そうなると必然的に私はぼっちではなくなり、このことをミンギュに伝えると密かに私が週1でぼっち飯をしていたことを懸念していたためか安心していた。

彼と一緒にご飯を食べるとさり気なく私のものを食べる彼により、私は痩せ、友達からはダイエット方法を聞かれる始末。



これは私とジス先輩がマブダチになった日の話。

_Woozi→←_Joshua



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(プロフ) - 聖華さん» そう言っていただけると凄く嬉しいです!!😭ありがとうございます! (2022年6月6日 1時) (レス) id: 4f0fae9c9a (このIDを非表示/違反報告)
聖華(プロフ) - 全てが好みどストライクです!更新楽しみにしてます😊 (2022年4月29日 18時) (レス) @page26 id: c11f64ba0f (このIDを非表示/違反報告)
W_I_M3(プロフ) - じょんぶりさん» そう言っていただけてとっても嬉しいです!ありがとうございます!ゆっくりですが沢山更新していきたいと思うので是非お付き合いください! (2022年3月15日 2時) (レス) id: 3fbdb1b099 (このIDを非表示/違反報告)
W_I_M3(プロフ) - ねこさん» 読んでくださりありがとうございます。優しいお言葉もありがとうございます、とても励みになります!マンネズやクチルズも少しずつ書いていくのでお付き合いください〜! (2022年3月15日 2時) (レス) id: 3fbdb1b099 (このIDを非表示/違反報告)
じょんぶり(プロフ) - 久々にこんなに私好みな作品見つけました!!!!これからの更新も心待ちにしてます! (2022年3月15日 0時) (レス) id: 103cdda4ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年3月11日 23時

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