2cm ページ3
テクテクテク…
「アツシ、こんなところいたのか。探したんだぞ。」
「あ、室ちん。」
珍しいねー、室ちんが校舎裏に来るなんて。
「さぁ、行くぞ…って、誰だいその子?」
え……誰だっけ…?
そういえば名前知らなかった…お菓子に夢中すぎて…
「ごめーん。まだ君の名前も、オレの名前も言ってなかったね…オレの名前は紫原敦。」
「おいおいアツシ、相手の名前も知らないで話し込んでいたのかい?全く…」
ぶぅ…そんなに言わないでもいいじゃん…
「すみません、私もつい話しに夢中になってしまって…。私の名前はAです。昨日転校してきました。1年です。新参者ですが、よろしくお願いします。」
「あ、オレと同じ学年だぁ。」
「そうなんですか?では、これからよろしくです。」
ふーん、同い年なんだ…それにしても小さい…
「へー、転校して来たばっかりなんだね。俺は2年の氷室辰也。何か分からない事とか聴きたい事があったら遠慮なく聴いていいからね。」
「はい、氷室先輩。」(にこ)
ドキ…
あれ…?…なんでオレ今”ドキ”なんてしたんだ…
「…ッ…ツシ…アツシ!!」
え…
「どうしたんだい、ボーっとして?」
「あ…あぁ、うん…なんでもない」
「全く…て、あぁ!こんな事してる場合じゃなかったよ!アツシ、練習行くぞ。もう、始まってるよ。その為に探しにきたんだった…完全に忘れてたよ…」
練習かぁ…めんどくさ…そんな事よりAとお菓子の話してる方が楽しいし…
「練習?何の練習ですか?」
「うん、俺達バスケ部なんだ。で、今から練習に行こうと思ってね。」
「ふーん、バスケ部ですか…あの、私も一緒に行ってもいいですか?」
……へ?
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nazko(プロフ) - 結構好きです☆更新楽しみにしてますよー☆ (2014年3月7日 19時) (レス) id: c3f79b13bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:VALGUS | 作成日時:2014年3月5日 20時