【NARUTO】赤色は激烈の象徴２ (ページ5)

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サク「サスケ君…A！三人とも辞めて！！」
「…違う」
サク「え？」
サス「言え！本物のナルトは何処だ！」

ナル「な、何言って…！？」
サス「顔の傷はどうした？」
ナル「ッ！？」

そこでサクラもようやく気づいた様だった。

「…手裏剣のホルスターが左足に付いてる。
ナルトは右利きよ」
サス「テメーはナルトより変化が下手だな」

すると、ナルトはボフンッと煙を舞い上げた。
そこに居たのは、変なマスクを付けた男の人。
不気味にニヤニヤ笑っている。

？「アンラッキー……バレちゃあ仕方ねぇ。
巻物持ってんのはどいつだ？」

サクラもようやくクナイを構える。

？「素直に出せば…命だけは助けてやる」

しかし、巻物を持っているのはサスケ。
もちろん、サスケは渡さない。
当たり前だけど。

？「そうかィ……こうなりゃ実力行使だ！！！」
「来ないで」

素早い動きで来る敵を遮るように白紅を盾として攻撃させる。頑丈な白紅にはクナイでは傷一つつかない。

サス「A！！サクラを守れ！」
「分かってる…！」

サスケは素早く火遁の印を組む。
サクラを守りながらサスケの援護…！！

ナル「おぉーい！！サスケェェ！！」

数メートル先には、縛られているナルト。
サスケはクナイを投げ、ナルトの縄をちぎる。

？「ほぉら！隙が出来たァ！ラッキー！！！」
サス「ッ！」

サス「っ、悪い…A」

しかし、敵はサスケの背後に素早く移動する。

？「これぞラッキー……動くと殺す！」
サス「ッ」
サク「サスケ君！！」
「…関係ない」

サスケもサクラも、今は“関係ない”。
これは任務。考えるのよ、いろはA。

「忍法・四機の死演！」
？「グッッッ…！！」

いろはの書に書かれていた忍術。
四体の傀儡を同時に動かす、難易度の高い術。
人差し指を動かせば、壱と掘られた傀儡が動く。

サク「さすがA！！」
サス「サクラ！ボサッとすんな！
気を抜くと本当に殺されちまうぞ！」

敵は体制を整え、逃げてしまった。

サス「さっきはありがとな…助かった」
「…平気よ」
サス「あぁ、お前こそ」