【NARUTO】赤色は激烈の象徴 ２

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？「もういい。十分だ」

木陰からそんな声が聞こえた。
出てきたのは、１日目に私が殴りつけた
マスクマン。

？「おいそこの小娘、
変な人形で俺の腹を殴った奴だろ。」
「……術中にハマった貴方が悪い」
？「うるせぇ！手間取らせやがって…
でも、ラッキー。これで借りを返せるぜ」

そう言ってクナイを構える敵。

サスケ「袋の鼠だな」
「………そうね」
？「何っ！？」

敵が振り返る。
その背後には私たち。

あれはナルトの影分身。
私たちはナルトが戦っている隙に隠れていた。

サス「ナルト、後は俺がやる。
お前はチャクラの使いすぎだ」

そう言うサスケだが。
ナルトは御構い無しに敵の方へ突っ込み、

ナル「うぉりゃぁぁぁ！！」
サス「ッ！」

強烈なパンチをくらわせた。

ナル「いつも…おいしいとこ持ってかれて
たまるかってばよ！」
？「なんてガキだ…まだ動けるとは…！！」

……でも

？「なかなかやるじゃない…」
？「今度は我々の術を見せてやろう」
？「朧分身の術！！」

敵は一気に数を増やす。

ナル「本体を見つけるまで…
片っ端からぶん殴っていくってばよ！」
サス「そんな要領の悪い事…」

ナルトは、でしゃばるな！とサスケに叫び、
敵の大群へと突っ込む。
カブトさんも溜息を吐き、
ナルトの方へと加勢する。
私も……

サス「ゔッ！」
サク「サスケ君！？」
「サスケ…！」

サスケが倒れこむ。
呪印の所為ね…

私は、サクラとサスケを守るために、
ここから攻撃をする事にした。

「…避けてね」

印を素早く組む。

「氷遁・氷林山！」
？「うっ！」

お父さんの火遁・火林山と一緒だけど…これで。

サス「ッ！ナルト！！」
ナル「ッ！？」
？「隙作っちゃダメでしょ！！」

敵はナルトにクナイを振りかざすが、
それをカブトさんが庇う。

しかし、カブトさんはもう一度
敵に斬りつけられる。
トドメを刺そうとした敵が何故か一瞬怯む。
その隙にナルトが敵に蹴りを入れた。

ナル「“隙作っちゃダメでしょ”……なんだろ？」
「…！」

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