【NARUTO】赤色は激烈の象徴 ２

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カブト「それから、君もだナルト君。ここから、
不注意な行動や、不用意な物音は避けたい。
敵に見つかってしまうからね」
ナル「お、おう…分かったってばよ」

カブト「ここからは、身を隠しながら行こう」
ナル「おう！」
サク「おっけー」
サス「分かった」
「…分かった」

しばらく移動する。
ナルトが罠に引っかかったりしてたけど…
それから、どれくらい歩いたか…

サクラはヘタリと座り込んでしまった。

ナル「サクラちゃん！」
サク「一体…どれくらい歩いたかな…
ちっとも塔に近づかないんだけど」
「……幻術ね」

私が指差した先には、先程ナルトはクナイで
刺した巨大なムカデ。クナイで刺したのに
血が全く出ない。

「…敵は近くにいる、と考えた方が良さそう」
カブト「そう考えた方がいいな」

このまま体力を削らせて、
一気に叩こうって寸法ね。

「…気配が」

気配が…！
一つ、二つ、三つ……まだまだ居る…！！

気づいた頃には大勢の敵に囲まれて居た。
慌ててクナイを構える。

？「…袋の鼠だな…」
ナル「うるせぇってばよ！」

ナルトが敵を殴る。
しかし、敵の身体は泥のようにグチャリと崩れた。
何あれ、砂分身でも岩分身でもない…。
そして、中から新たな人間型が出てくる。

サス「ナルト！！」

サスケが手裏剣を投げ、敵の攻撃を防ぐ。
敵がのそりとサスケの方へ向き、クナイを投げる。
しかし、サスケの身体は止まったまま。
カブトさんがサスケを庇う。

「…大丈夫？」
サスケ「……ッ」

カブトさんいわく、これは幻影。
先程受けた傷は、幻影の動きに合わせて敵が
クナイを投げてきたらしい。

そして、この手を使ってくる敵は、
私たちが動けなくなるまで出てこない。

ナル「やってやるってばよ！」
カブト「よせ！ナルト君。
チャクラの無駄遣いは…」

ナル「いっぺんにコイツら倒しちまえば、
そのうち本体も出てくるってばよ！」

そう言ってナルトは影分身の術を使った。
ナルトの影分身が一斉に幻影に襲いかかる。

サスケ「あのウスラトンカチが…！！」
カブト「僕たちも加勢しよう！」

私たちはクナイを使い、幻影を倒していく。
でも、所詮幻影。倒しても倒しても蘇る。

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